hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GⅢ 中山金杯】新年のご挨拶とお知らせ

新年あけましておめでとうございます。

早速ですが、今日はお知らせから。

いま全国には11名のhanakotaファンの方々がいらっしゃいますが、今年からは11人と言わず、夢の“全国1000万人の”を目指し、Twitterを開設させていただきました。

 

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ブログの更新は時間との兼ね合いもあるため頻繁に行うことは難しいかもしれませんが、Twitterの方ではなるべく多くのレース予想をお届けしていきたいと思いますので、よろしければ是非!いいねやフォローをいただけますと幸いです。

では、2022年最初の更新!中山金杯の展望を行ってまいりましょう!

馬場は変わらず“内・前”有利で

昨年末からの中山開催は、もとい、傾向としては9月の開催から引きつづき、馬場は良好な状態をキープしたまま2021年の日程を終了しました。

今週から行われる2022年 第1回開催においても、年末年始期間の晴れつづきの天候からして、この傾向は継続されるものと考えて良く、加えてCコースへと替わることにより、先月からつづき“内・前”有利の傾向はそのまま継承されるものと考えて良いでしょう。

さらに付け加えるなら、多少なり傷みが出ていたAコース部分が仮柵でカバーされることにより、時計も速くなることが考えられるため、“内・前”有利な馬場状態を利して先行する馬、それに馬群の中を割ってこられられる鋭い脚を持った差し馬というのにも注目すべきとなります。

対して、外を回して大味に競馬をする長く脚を使うタイプの馬は、ここでは評価を下げるべき対象として考えることが妥当だと考えられます。

行き合っての“共倒れ”か、譲り合いからの”逃げ残り”か

次は展開を占っていきます。

今回出走するメンバーには徹底先行タイプの馬が多く、とくにロザムールとシャムロックヒルは、何が何でも行きたいクチであり、エリザベス女王杯はこの2頭が遮二無二行ったことで人気馬総崩れとなる波乱決着となりました。

ここでも女王杯のときと同様、当然行き合ってからの“共倒れ”は当然の結末として想定すべきことではありますが、双方の鞍上も同じ轍は踏むまいと戦法と替えてくる可能性もあると考えられます。

そうなると、メンバー構成的に先行馬が多く、一見ハイペースになると見込まれるなかでも、フタを開ければロザムールとシャムロックヒル、どちらかのマイペース逃げでスロー寄りのバランスで推移する……、なんてことも考え得る展開としてアタマの片隅には置いておくと良いでしょう。

どちらに転んでも自分の競馬を

今日の展望はあっさりめでしたが、ここからは印で各馬の解説をしていきます。

 

◎ 4枠7番 トーセンスーリヤ
トップハンデの57.5kgを背負いますが、この馬自身は重い斤量の経験が豊富であり、58kgの宝塚記念でも良い粘りをみせたこともあるため、そこまで心配はしていません。

それよりも本命に推した理由としては、ロザムールとシャムロックヒルが行き合うにしろ譲り合うにしろ、どちらに転んでも好位で自分のカタチを作れる競馬の上手さ買ってのもので、前がハイペースに気味に飛ばすなら、その後ろのポジションから早めに追って、ロザムールとシャムロックヒルのどちらかが譲り、スロー気味に進むなら、それもまた近くにいて自分で勝負を仕掛けていくカタチをつくって、と機動力が求められる中山の2000mにマッチした戦法が取りやすいことがあげられます。

加えて、騎乗する横山 和生騎手もこの馬に乗りつづけて手の内に入れているということも安心できる好材料となります。

 

〇 2枠4番 ヒートオンビート
対抗はトーセンスーリヤを負かすなら……、という視座で、トーセンスーリヤの仕掛けに合わせて動くであろう差し馬――そのなかからヒートオンビートを選びました。

脚質的にはこちらの方が勝ち目がありそうな感じもしますが、個人的にちょっと気になったのは、これまでどちらかと言うと2400m路線を中心に使われていた点にあり、長い距離の相手なら機敏な部類に入るこの馬も、スピードに勝る2000m路線の馬に入ると、少し機敏さで劣る可能性があり、そうなると差し遅れて圏外になる可能性がなくはないとみて、勝ち筋は当然あるけど……、の対抗としました。

 

▲ 4枠8番 レッドガラン
2000mのレースは久しぶりとなりますが、マイルではスピードで見劣るなか、逆にスピードが活きるこちらに回ってきたというのは侮れないと思います。

なぜなら、先ほども述べたとおり、想定される馬場はスピードが出やすいものであるため、距離は?ながらマイル戦で慣らしたスピードの素地がある馬はきちんと買っておきたいからです。

理想を言えば、もう少し内枠であれば本命までも視野に入りましたが、この枠からでもインに潜り込むことはできなくはないと思いますので、勝つところまでみえる単穴(▲)として推奨させていただきます。

 

△ 8枠16番 ウインイクシード
年が明けて8歳と、地力の衰えはあると思います。それでも中山でだけは昨年も好走できており、今回も大外枠とはいえ、逆に揉まれずに進められることがこの馬にとっては良い方向に働くと考えられます。

近走の内容などから、これ以上の評価はできませんが、適性のある舞台ということで△の一番手としました。

 

△ 5枠9番 ロザムール
△ 6枠11番 シャムロックヒル
評価するポイントは一緒なのでまとめてにさせてください。

先ほどから言っているとおり、この2頭は自分のペースで逃げられないと1円も要らないタイプですが、どちらかが行ききって、もしくは一方が譲って、となれば、どちらかが馬券に絡んでくる可能性はあり、どちらの方が強いか?と言われると判断がつけづらいところであったため、2頭とも同じ評価で△を打ちました。

 

△ 3枠6番 ヴィクティファルス
良い枠に入ったものの、馬群で競馬ができるタイプではないため、過度な信用はおけず……、消しに近い抑えといったところではあります。

しかし、クラシックを皆勤した経験値は、この馬以外に持っている馬はおらず、こうした経験を経て、終わってみれば馬群で競馬ができた!なんてことも無きにしも非ずか……、ということで、いつもは穴馬を紹介していますが、今日は△の4頭目というかたちで紹介させていただきました。

 

なお、印はここまでとしましたが、馬券には1枠1番のオウケンムーン、8枠17番のスカーフェイスを3連複の3列目に加えようと思っています。

この2頭を抑えておく理由は、前がトーセンスーリヤ以外全滅したときに、印の馬以外の差し馬で可能性があるとすれば!という見方があるからで、最内を味方にできそうなオウケンムーンと、決め手の鋭さならメンバー随一のスカーフェイスを組み入れるといった次第です。


これまでのGⅠ予想に比べれば内容は薄いものになってしまいましたが、今年はGⅠ以外のレースもこうしてたまにはアップしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

かわってTwitterの方では毎週何かしらの発信なりをしていこうと思っておりますので、参考になるお話が少しでも多くできるよう、今年も競馬をがんばって!楽しくやっていきたいです!