hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GⅡ ダービーデーの“アレ”】僕たちは帰ります。府中の内馬場へ

ワイドウさん。私、気づいてしまいました。

ありましたよっ!私たち、てかワイドウさんにも……!!

今年のJRAプレミアムの対象!“ワイドウ”じゃないですかっ!!!!!

そして、明日のダービーデーも「ダービーデーワイド」とくれば!もぉ~っ!鬼に金棒!これでダービーの的中は、まいどぅ店長的に言えば「間違いないっ!」ですね!

 

2022年 JRAプレミアム 対象レース一覧 JRA

 

そんなわけで、私とワイドウさんのダービー的中が確定した(フラグでしかない?)ということで、今日の2本目は先週から話題の“アレ”。

ダービーデーのトリを飾る真の大一番!府中の内馬場が最も熱気を帯びる日本一の最終レース!目黒記念を展望します!

※まいどぅ店長とは、私が勤める会社の地下にある居酒屋の元店長。現在は東北に住んでいますが、GⅠ期間には必ずLINEのやり取りをする競馬友達です。

かえって深くは考えず

一転してマジメにいきます。まずは土曜日の競馬の見ての馬場状態について。今日はスローペースの競馬ばかりだったため、一概に「こう!」とは決めつけられず、公式の発表にもあった通り、朝は実質的には稍重であったとすると、今夜ひと晩、また明日の日中と馬場の乾きは進むため、まだ変貌の余地は残されていると言えます。

しかし、Cコース替わりをむかえ、型通り内側の馬場には改善が見られ、高速馬場とは言えないまでも東京のそれと言える時計は出ていて、速い脚、つまりは上がり33秒台とかも出せる状態にあり、ペースによっては内・前の決着もある馬場となっていました。

ですが、やはりいまの馬場は軽くはなさそうで、展開的に残りそうな逃げ・先行馬が残り切れていなかったのも事実であり、総じて内外はフラットな状態にあると考えることができます。

なので、速い脚、それなりの持ち時計があることをベースに、内外・前後のバイアスはそこまでなく、馬場だけで言えばかえって難しく考えず、「フラットな条件である」という前提で明日は取り組もうかと思います。

目黒記念のお約束

先日も昨年の記事をリンクしましたが、目黒記念における基本事項をおさらいしておきましょう。目黒記念のポイントは以下の3点となります。

  • 前走天皇賞組は割り引き
  • リーピーターにはご用心
  • これを言ったら当たらない一言がある

3つ目はオカルトでしかありませんが、「オレのダービーは目黒記念!」を言った人で目黒記念を的中させた人は、ほんっとぉ~~~に!1人も出会ったことがないため、これは強烈なジンクスだと考えていただいて差支えありません(おまえ、“粗品の呪い”と真っ向勝負する気だよな?ていうツッコミがありそうですがw)。

1つ目と2つ目に関しては、目黒記念フリークを自負する私が、いや、私などが言うまでもなく、ある程度確たるエビデンスを持った傾向となりますので、天皇賞ローテのマカオンドールは消し。昨年の覇者なのに!54㎏に留まったウインイキートスは買い!とします。

詳しくは昨年の記事をもう1回リンクしておきますので、併せてご覧くださいませ。

hanakota.hatenadiary.jp

昨年の焼き増しには“ならない”

まだ記憶に新しい昨年の目黒記念。史上空前のスローペースというある意味“らしい”レースになったわけですが、今年もメンバー構成だけを見れば確たる逃げ馬がいないどころか、先行馬と言える馬もバジオウ、ウインイキートス、パラダイスリーフぐらい。一見、「昨年の焼き増しになるのでは?」とも見て取ることができます。

しかし、昨年と今年とでは同じようなメンバー構成でも、馬場と並びが異なっており、馬場は先ほど述べた通り、“軽くはない”ため、先行馬に厳しくなっておかしくなく、並びにしても最も先行気質なパラダイスリーフが17番枠におり、これに乗じて外側の枠にながれに乗っていきそうな馬が多いため、自ずから外主導の序盤となりそうなことから、たとえ1000m通過時点で昨年と同じようなタイムだったとしても、これらの条件から昨年ほどは前が残らないのでは?と考えています。

キーワードは“鋭さ”

ここからは目黒記念の印です。ダービーは絞り切れない要素が多く、それ仕様の印にさせていただきましたが、こちらはいつもの感じでいきます。キーワードは“鋭さ”にて、この馬から目黒記念は勝負します!

◎ 5枠9番 ディアマンミノル
今年のメンバー構成は逃げ・先行馬が少ないと言いましたが、もう1つ特徴があり、それは脚の速い馬が少なく、これらの多くが追い込み気質の馬だということです。

そのため、「焼き増しにならない」とは言ったものの、実は可能性として焼き増しに”なってしまう”ことは考えられ、そうなると出走頭数の多いスタミナ系の差し馬は出番がなくなってしまいます。

そこで注目するのが“鋭さ”。つまり、長い直線で速い脚が使えるかが、重要となり、この鋭さを持つ馬がディアマンミノルです。予想の通り差し向きの展開になればもちろん、仮に昨年の焼き増しになってしまったとしても、昨年ほど残りやすい馬場ではなく、かと言って鋭さは活きるため、どちらに転んでも、力を発揮してくれると期待しています。

 

〇 8枠16番 ウインイキートス
理由はリピーターだから。それだけでも十分ですが、昨年の圧勝劇があったにも関わらず54㎏止まりは魅力でしかないです。それに、「ならない」とは言っても“なる”可能性はあるため、そうなれば連覇も視野に入ってくることでしょう。

 

▲ 7枠14番 アサマノイタズラ
本来?この馬の勝負ジョッキーは田辺騎手だと思うのですが、今回は相棒の嶋田騎手できました。だから▲(単穴)にしています。

はぁ?て感じかもしれませんが、目黒記念とはそういうものだと思っていて、斤量もGⅡ勝ちがあるのに56㎏なわけですから、目黒記念の常識からは重い印を打つべき馬だと思います。

ディアマンミノルには鋭さでは劣ること、あとはいつ走るか掴みどころがないことなど、不確定要素が多すぎるため、これ以上の評価はできませんが、如何にも目黒記念を勝ちそうな馬ということで、いかにもの印としています。

 

☆ 3枠6番 ダンディズム
いつもなら△(相手・ヒモ候補)からいきますが、今日の☆(穴)の方が評価しているのでこちらから。このダンディズムは、タイプで言えばディアマンミノルの下位互換にあたる馬だと思っていて、2400m前後の距離における鋭さ勝負で力を発揮しています。
理由はこれだけですが、ディアマンミノルと同様の特性を持つのであれば、一緒に馬券になって不思議はない存在と思っています。

 

△ 5枠10番 プリマヴィスタ
現2200mにおける日本レコードホルダー。とはいえ前走は超高速馬場を内から抜けてきてなのでマユツバな感じもあります。

だから△なのですが、見方によっては2000mで鳴かず飛ばずだったのが、スタミナ要素が求められ一変したとも取れ、それは今回の舞台でも活きる適性。そこまで人気もしていないので、しっかり抑えておきます。

 

△ 4枠7番 マイネルウィルトス
鋭さは皆無と言って過言ではないのですが、どこまでも追える粘り腰はあり、相対的に今回は好位までには着けられそう。とにかく追ってくれるミルコ騎手でもありますし、追って追って!さらに追って!で馬券に絡む走りをしてほしいところです。

 

△ 2枠3番 バジオウ
土曜日は5連勝と今週にきて乗れてきた戸崎騎手。ここ最近はすっかり鳴りを……、ではありますが、ここにきて存在感を出してきています。

この馬を選んだ理由はそれだけでなく、展開が“焼き増し”になったとき、この枠と展開で圏内を拾えることはあるのかな?といった具合で、あくまで“焼き増し”になったときの抑えという感じです。

印は以上となりますが、トップハンデ(57.5kg)の2頭、ボッケリーニとアリストテレスは、ディアマンミノルはきたのに……、とならないよう、実績を買って抑えの抑えにしておきます。

また、消した馬からはパラダイスリーフとフライライクバードについて。パラダイスリーフは、メンバー構成は確実に恵まれ、ルメール騎手でそこそこ人気もしていますが、先ほどから述べている通り、昨年の焼き増しには馬場、並びからはならない可能性が高く、準OPを勝ったばかりの身の上では厳しい戦いを強いられそうなため。フライライクバードは、この路線の安定株で外枠もいまの馬場と2400mとの比較ではそこまで不利ではないものの、この馬の脚力ではこの大外枠を克服するのは至難と捉え、今回は見送りとしました。


今年も目黒記念は予想なのか?願望なのか?はたまた占いか何かなのか……!?といったところですが、目黒記念とは“そういう”レースですから、今年も目黒記念“らしい”予想で府中の内馬場を存分に堪能したいと思います。

最後に、しれっと入れ込んでましたが、これを書いている途中……、“粗品の呪い”がダノンベルーガへと発動されました。どうするっ!?て正直思ってしまいましたが……、ワイドウさんと私にはJRAプレミアムがあるっ!ということで!

じゃなくて、自分で考えに考えたダービーの予想すからっ!“現時点では”呪いとの真向勝負を!自分自身を貫く所存でいます。

明日はいよいよ2019年のジャパンカップ以来、2年半ぶりとなる府中の内馬場。おそらく、私はこう言うでしょう。

僕たちは、帰ってきましたーーと。

※明日、ダービーおよび目黒記念の更新情報はTwitterにて!何かあれば更新します!

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