【増刊号】競馬“バカ”の祭典 & ダービー追加情報
私には、というか私と先生には、東京競馬場での観戦におけるルーチンが存在しており、時間はともかく集合は新宿駅の京王線乗り場。東京競馬場へ着いたら真っ直ぐ内馬場へ向かい、ダービーやJCの日に開放されている障害コースの芝の上にて、ターフビジョンを家のテレビの如くし、メインまではそこで観戦。メインだけはスタンド側の人ごみでワーキャーやり、最終レースはまた内馬場へ――もう何年かつづけてきたこの儀式のなかでも、とくに“目の色を変えてw”内馬場に戻るとき、それがダービーデーの最終!目黒記念であります。
ダービーの熱狂がまだ、どこかに漂う場内……。カップルやビギナーファンが帰路へついたあと、競馬“バカ”たちの祭典が始まる……!!
この何とも言えないこの“祭りのあと”感と、本当の勝負が幕を開ける高揚感。言葉では言い表せない、もう病的とも言って良い、興奮状態で発走時刻を向かえる日本一盛りあがる最終レース!目黒記念を今日2本目の記事では取り上げてまいります!
で、先生って誰よ?と言うと、私の競馬友達(競馬の先生)のひとりで、数年前はワイドウさんも含め同じ会社の同じ部署に所属しており、私は人事異動や何やらで……、一時先生とは離れ離れになっていたのですが、昨年会社の組織改編にともない、いまはまた同じ部署で働く同僚です。
ちなみに、先週登場したシャケトラは、先生と私が現在所属する部署の後輩にあたります。
目黒記念の攻略ポイント
では、オカルト的なものもありますが、目黒記念を予想するうえで抑えておきたい、傾向的ポイントをいくつかご紹介します。
<ポイント①>天皇賞組は割り引き
このレースは2500mのレース。ここでは割愛しますが、ダービーが施行される2400mとたった100mしか距離は変わらないのですが、求められる適性が真逆くらい異なるコース設定で目黒記念は行われます。
真逆というのはすなわちスタミナを求められるということで、前走天皇賞・春を走った組は、スタミナの保証という点で人気の中心になりがちです。
が、この時期の府中の馬場で求められるスピードに対応できなかったり、GI、しかも長距離のGIを走ったあとで“おつり”がなかったりと、大概の馬は馬券に絡むことはありません。今年はナムラドノヴァンが1頭出走してきており、立場的には穴候補くらいですが、年始の万葉ステークスから使い詰めであることもあり、これまでの傾向に沿って素直に見送りとします。
<ポイント②>リピーターレース
目黒記念は、知る人ぞ知るリピーターレースでもあります。記憶に新しい?というか鮮明なのは、2015年の覇者にして、翌2016年に3着に食い込んだヒットザターゲット。小牧騎手渾身の“イン突き”も併せ、先生とふたり茫然自失としたのは、私たちが“目黒記念中毒”に陥るのに十分過ぎるインパクトを与えるものでした。
今年そのリピーター候補となるのは、昨年3着で一昨年2着のアイスバブル。近走の成績はさっぱりに等しいですが、ここを狙ったローテできていることは明確であり、3年連続は……、とも考えられるのですが、“何かある”目黒記念だからこそ、この馬は抑えておくつもりです。
<ポイント③>これを言ったら当たらないひと言
何人かいる競馬友達のうち、どこかの誰かが必ず言うひと言……。
オレのダービーは目黒記念っ!!!
これを言った人で、目黒記念を的中した人を私は、1回も!見たことがありません。
これが先ほど述べたオカルト的要素になるのですが、本当にこれを言った人というのは目黒記念を当てておらず、身近で言うと先週の日曜日時点のLINEで「目黒記念デー」なんて言っていたワイドウさんは……、かなり危ないんじゃないかと、心配しています。
かく言う私も、言ってはいませんが、ここに書いてしまったので……、どうなることやら?という感じですが、言っては!いないので、何とか的中させてたいです……。
では、3つ目はともかく、ここからは目黒記念の印とまいります。
◎ 6枠11番 グロンディオーズ
荒れることで有名なレースで1番人気もあり得る馬を買うのは……、とも思ったのですが、左回り巧者であることと、ここを狙いすました感のあるローテーション、それゆえのルメール騎手確保と、“普通に”考えれば勝負気配はめちゃくちゃあるわけで、目黒記念らしく勝つ馬はヘンな穴馬でも、馬券の軸としては信頼に足る存在ということで、この馬から馬券は組み立てたいと思います。
〇 8枠15番 ミスマンマミーヤ
この馬がどこで、どんな条件で走るのかはもはや?????くらい計りかねるのですが、実は!目黒記念に強い福永騎手をアサインしていることだったり、脚力自体はそこそこあったり……、いつ走るかは本当に?????ながら、だからこそ人気もそこまでしておらず、目黒記念でいかにも好走しそうな馬ということで対抗にしてみました(穴馬の紹介みたいですが)。
▲ 2枠4番 サンアップルトン
たぶん、先生はこの馬からいくんだと思っています。それも納得で、昨年のアルゼンチン共和国杯で魅せたパフォーマンスはそれなりに出色であり、小回りだとイマイチ脚を使いきれない不器用さからしても、スタミナとそれなり以上の決め手が必要になるこの舞台向きの馬と言えます。
けど、実は同じコースで行われるといえど、アルゼンチン共和国杯とこのレースの相性はあまり良くなく、それも理由はよくわからないですが、そこが気になるので私は単穴にしました。
△ 7枠14番 ゴールドギア
理由としてはミスマンマミーヤと一緒で、どこで走るかわからないけど、走るときは走るから。田辺騎手というのも如何にもこのテの馬と手が合うわけなので、普通にくるかも?の△一番手です。
△ 4枠8番 ヒートオンビート
まだ条件戦を勝ちあがって2戦目で初めての重賞となりますが、馬柱は整っており、旬が過ぎてるかもしれない馬が多いなかにあっては安定して走ってきそう。ということで抑えらしい抑えとして、抑えです。
△ 3枠5番 ウインイキートス
超魅力の軽ハンデと逃げ馬不在でスロー必至の展開利。いまの馬場は先行馬には何ともではありますが、それを補って余りがあれば!もしかしてもしかすると……、で買っておきます。
☆ 5枠9番 アイスバブル
理由はズバリ!リピーターだからwwwそれで良いのか!?て感じですが、目黒記念ってそういうレースでしょ?てことで、3年連続の圏内を切に!期待します。
なんだか予想なのか?願望なのか?という感じになってしまいましたが、こうして予想?してみると目黒記念ってやっぱりおもしろいですね。
これ以上目黒記念の話をすると、本当に言ってはいけない“アレ”を言ってしまいそうなので、最後にダービーについて。
ヒモに抑えておきたい馬を何頭か紹介します。
2021年 日本ダービー ヒモ候補
昼間の更新で勝つ馬はエフフォーリア、シャフリアール、グレートマジシャン、サトノレイナスの4頭のどれかで、私の本命はサトノレイナスというところまで書きましたので、ここでは4頭には及ばないまでも、馬券の圏内はありそうな馬を、私の期待度順にいきたいと思います。
<ヒモ候補①>7枠14番 タイトルホルダー
はっきり言って土曜日の馬場をみる限り、Cコース替わりといえど馬場の内は“死んでいる”状態で、先行馬はラチを頼ることができません。けど、この馬については、目黒記念のウインイキートスと同様、展開利は見込こむことができ、あまりにポジションを欲しがって暴走することがあるバスラットレオンの藤岡 佑介騎手がヘンなこと(落馬ではなく)をしなければ、あれよあれよ……、はアタマの片隅にでも入れておくべきかと思います。
<ヒモ候補②>4枠8番 ヨーホーレイク
自分の競馬をして、のタイプで、それで結果が何着か……?なので、本命とかにはしづらいですが、終いの脚はそれなりに持っており、いまの外差し傾向が顕著、かつ先週から言っている速さだけじゃなくパワーも必要な馬場とも合いそうなこと。
あと、ダノンザキッドの戦線離脱があってのことですが、川田騎手をいち早く手配できた、というより彼には多くの依頼が入ったはずで、そんななかヨーホーレイクを選んだというあたりも“如何にも”な要素として買い材料のひとつとしました。
<ヒモ候補③>6枠11番 ステラヴェローチェ
先週ソダシで一敗地に塗れた吉田 隼人騎手の意地にも期待したいステラヴェローチェ。それだけでなく地力もしっかり持っていることは皐月賞でも証明済み。マイルでデビューしているため、距離不安があるイメージは持たれますが、実際のところマイルの馬なのか?と問われれば、そうとは言えない脚の使い方をしており、ここも普通にきておかしくない実力はあると思っています。
<ヒモ候補+1>1枠2番 ヴィクティファルス
皐月賞はスタートで後手を踏み、その後は外を回って結果惨敗。もう終わったかの人気ですが、実は共同通信杯ではシャフリアールに先着してるんですよね。私の見解的には、この馬の存在によりシャフリアールは勝ち馬候補の4番手に甘んじてるわけなんですが、逆に言えば、シャフリアールと同等のポテンシャルがあるのであれば、巻き返しがあっておかしくない1頭ではないでしょうか?
それに、これは余談ですが、この馬がもし勝つようなことがあれば、池添兄弟、史上初の兄弟タッグでのダービー制覇!というシナリオが完成しちゃったりします^^;
ヒモ候補としては以上になりますが、買わなかった馬についても少しだけ。
青葉賞、京都新聞杯組については、ふたつのレースレベルが、メンバーレベルからも平凡過ぎるためであり、それならばヒモ候補にあげたヨーホーレイクやヴィクティファルスが出し切れていない能力を発揮したときの方が強い、という見立てをしているから。
また、皐月賞組で消しとしたアドマイヤハダルとディープモンスターについては、どちらも現状の能力は皐月賞ですでに示していて、ある意味で底が知れてしまっており、それで足りるか?というと、馬券圏内に席はないかな?といったところだからです。
もうすぐ日付変わってダービーデー当日!2年連続でダービーを生で観ないなんて信じられない話ですが、明日も先生やワイドウさん、シャケトラ、ほかにも私のLINEを鳴らしつづけてくれる競馬友達たちと一緒にダービーの、そして目黒記念のドキがムネムネを存分に堪能したいと思います。