hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GⅠ 天皇賞・春】寄る辺のないレース

昨日につづき今日はレースの展望を行ってまいります。阪神 芝 3200mというレア条件での施行となりますが、コースの特徴についてはこちらにまとめておりますので、併せてご参照くださいませ。

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58kgの捉え方

秋の天皇賞安田記念宝塚記念エリザベス女王杯における古馬を語る際、58kg(牝馬は56kg)の斤量は、予想を組み立てるうえで大切なポイントになることは言うまでもありません。

しかし、今年の場合ちょっと捉え方がいつもとは異なり、単に背負ったことの有無だけで片付けて良い話ではないと思っています。

というのも、このレースまでに58kg(56kg)の経験を持つ馬は、クレッシェンドラヴ、ディバインフォース、ディープボンド、トーセンカンビーナ、ハヤヤッコ、メロディーレーン、ユーキャンスマイル(五十音順)の7頭しかおらず、明確に勝ち負け、ないし馬券圏内を検討できそうな馬はディープボンドに限られてしまいます。

つまり、ほかの11頭にとって、ディープボンドは例外ながら、ほかの6頭に対しては、斤量経験で劣るものの、経験のない組で有力視されるタイトルホルダー、テーオーロイヤルらは、地力がそもそも違う馬たちと言えるわけで、見方によっては「斤量はあまり問題ではない」と言えなくもありません。

ですが、別の見方をすれば58kg(56kg)を経験し、実績も伴ったディープボンドにとっては、斤量経験のアドバンテージは例年以上に大きく、この点だけを取っても「断然」と目されて何ら不思議はありません。

憎い演出!?

今年の出走メンバーは、先ほどあげた斤量のことはもちろん、3000m級のレース経験、おそらく渋るであろう馬場への適応など、あらゆる要素においてディープボンド一強の構図となっていました。

しかし!木曜日に発表された枠順を見ると……、なんとビックリ!ディープボンドが大外18番に入っただけでなく、ハナが想定されるタイトルホルダー、先行勢のなかで有力視されていたシルヴァーソニックまでもが8枠に入ることとなり、前めでレースをする馬が尽く外枠へと追いやられる並びとなりました。

これに対し、先行馬で唯一内枠を得られたアイアンバローズは1枠1番に入り、これ単独でみれば最終週を向かえてもなお、内側の馬場が活きる状態をキープしていることも含め絶好枠ではあるものの、8枠の3頭、とくにタイトルホルダーとディープボンドが一気に出してくることを考えると、折り合いに不安のあるアイアンバローズにとっては、無駄に消耗させられる可能性は五分五分くらいであるため、1枠1番も手放しで喜べるものではないと思われます。

一方、タイトルホルダー、ディープボンド、それにシルヴァーソニックもですが、末脚で勝負できる馬ではないことから、スタートで後手を踏むと、中途半端な位置取りとなり、終始外を回る苦しい展開を強いられることが懸念されます。

おそらく、メンバー構成的に1000mを通過するくらいにはスローと言えるながれに落ち着くとみていますが、そこに至るまでの消耗は、1枠1番のアイアンバローズ、8枠の3頭ともそれなりに被ることが想定でき、これら4頭同士で決着することはまず考えられず、ペースは落ち着いても差し馬の出番はあるものと考えています。

つまり、登録時点での様相はディープボンドが断然の一強であったものの、発表された枠順・並び、からの想定される展開により、一気に混戦ムードへと一転。実に難解なレースへと変貌を遂げたわけであり、穿った見方をすればJRAさんによる“憎い演出”が施されたと言えなくもありません。

かと言って差し馬も……

並び、からの展開により、先行勢がアテにならないとなれば、自ずと馬券の中心は「差し馬から」となりますが、その差し馬にしても、58kgを経験しているユーキャンスマイルらは盛りが過ぎた高齢馬。テーオーロイヤル、マカオンドールの4歳勢は、斤量経験が……、となり、どれも決め手に……、欠けるんですよね。

ただ、先ほどの通り先行勢には「こうなるとアウト」なシーンが容易に想定でき……、となり、頼りのディープボンドも例外でない。

本当に寄る辺のないレースとなってしまいましたが、本命は、この馬のプラス要素に賭けてみることにしました。

◎ 4枠7番 テーオーロイヤル
昨日公開したコースの攻略ポイントでも話しましたが、阪神 芝 3200mは、過去3回しか施行実績のないレア条件となり、外回りと内回りとが混在するトリッキーなコースとなります。

そのうえで騎乗経験の有無が勝敗を決するポイントとし、経験のない騎手が騎乗する馬には、それが減点材料となると書いたわけで、このテーオーロイヤルも該当馬の1頭――本来であれば本命は打ちづらい1頭です。

しかし、出走する全18頭を見渡したとき、枠順と脚質、馬場とがマッチする枠に入ったのはこの馬だけであること。斤量経験のなさにしても目下の充実具合による地力の高さを考慮すれば「斤量経験はさほど問題でない」とも取ることができること。加えて、コースの経験がないとは言え、鞍上の菱田騎手はこの馬に乗りつづけ手の内に入れていること。これらのプラス要素が、馬の斤量経験、騎手のコース経験を上回ってくる可能性はあるとみて、勢いも買ってここから入ろうと思います。

 

〇 8枠18番 ディープボンド
このなかにおいて実力は言わずもがな。斤量、距離の経験、さらに馬場への適応力を含め馬単独でみたとき、この馬の右に出る存在は見当たりません。

ですが、これは先ほどから述べている通り、入った枠、並び、からの展開における不安要素があまりにも大きく、経験と地力だけで勝つまではなくとも、圏内には……!の可能性は“それなりにある”ということで対抗以下にはしないでおきました。

 

▲ 3枠5番 マカオンドール
前走が案外ではありましたが、主戦の松山騎手に手が戻ることは間違いなくプラス材料であり、松山騎手だからこそ!溜めて一気の競馬に期待は持てます。

それでもテーオーロイヤルと比較したとき、直接対決の結果は着差以上のものがあり、実は準オープンを地力で勝っていなかったりもするため、能力面でテーオーロイヤルには敵わないと見立て▲(単穴)としました。

 

△ 1枠1番 アイアンバローズ
長距離路線へと舵を切って以降、2戦つづけてGⅡで2着と、安定した走りを見せており、入った枠も1枠1番。それだけを取れば本命にしても……!ではあります。

が、これも先ほど述べた展開的な不安が拭えないなか、鞍上の石橋騎手もコース初経験。減点材料が明確なため、ハマれば!の存在として△の一番手としました。

 

△ 7枠13番 ロバートソンキー
実は、この馬はまだ底を見せておらず、前走こそ物足りない内容でしたが、3歳時の神戸新聞杯3着、菊花賞6着の実力は伊達じゃないと考えられます。

それにやることも“追い込むだけ”とシンプルなことから、鞍上の腕もさほど気にする必要はなく、上位陣に不安があるからこそ、この馬のような“やることが決まっている馬”に一票投じてみたくもなってきます。

 

△ 8枠16番 タイトルホルダー
ディープボンドとの比較で、より融通が利かないとなれば消しても……、がシビアな見立てではあります。

それでも、先行する馬自体は少ないメンバー構成なため、バッと行ってペースを握ることはできなくもなく、その可能性が捨てきれないため、一応の抑えとして印を回しました。

 

△ 5枠10番 ヒートオンビート
ここ最近は2000m前後でもそれなりに走っていたため、ここまで距離が延びてどうか?はあります。

ただ本来的には2000mよりも長いカテゴリーの方がこの馬には向いていると思われ、堅実さは評価すべきポイントではないでしょうか?その堅実さで圏内くらいは……?で、念のため抑えようと思います。

 

☆ 2枠4番 ユーキャンスマイル
地力の低下は明らかながら、同じくらいメンバーレベルも下がった今年。枠にも恵まれ、58kgの経験も豊富!となれば、出番があっても!と思っています。

実際、GⅡレベルなら着順はそこまで落としておらず、今回のメンバーレベルがGⅡと同じくらいと捉えれば、噛み合って一発!はあっても良いのではないでしょうか?

印を打たなかった馬、というか分かってはいるけど外したことが1つ。それは“長距離は騎手で買え”を半ば無視している点です。たしかに長距離の実力が拮抗したメンバー構成、未知の58㎏(56㎏)を考えれば、ルメール騎手、川田騎手、武豊騎手を外したのは「う~ん」と思わなくもないですが、枠順や馬場、馬の適性を考えたとき、騎手の腕よりも馬の欠点が勝るとみて、格言は“あえて”無視した次第です。


今日は本命から穴までどれも曖昧なコメントばかりになってしまいました。ですが、それだけ混戦で寄る辺のないレースだということ、私の歯切れの悪さからもお分かりいただけましたでしょうか?好きなレースでもあるので本当なら「これ!」という馬で勝負したいところですが、過度に買い過ぎず、「当たれば……!」くらいが妥当かな?と思うところです。

ま、来週も来週とて……、難しい一戦なのは百も承知ですが、こういうレースを1つでも拾い、運が良ければ高配当!を願うばかりです。

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【GⅠ 天皇賞・春】※加筆・修正版※阪神 芝 3200mの攻略ポイント

ここでは昨年の春に公開した阪神 芝 3200m(外→内)についての考察を一部加筆・修正してお届けします。まずは昨年行われた天皇賞・春のレース映像、それからコースのレイアウトをご覧ください。

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外回りのマイルよりちょっと3コーナー寄りのポイントからスタートし、1周目の3~4コーナーは外回りを、2周目は内回りを使うレイアウトになっています。通過するコーナーは6つ、ゴール前の急坂も2度越える設定です。

コースのポイント

ポイント①:スタート~1周目3コーナー

最初はスタートしてから最初のコーナーにあたる外回り3コーナーまでの距離について。
スタート地点は上述の通りマイルのスタートからやや3コーナーに寄ったところ。コーナーまでが444mのマイルに対し、目視でおよそ100mくらい3コーナー側に寄っているため、スタートしてから最初のコーナーまでは300m強となります。

進入するまでの距離としては「ある」とも、また「ない」とも言えるため、フルゲートの8枠とかだと厳しいですが、メンバー構成や並び如何では外枠からでも先行することはできなくもありません。

加えて、この地点は平坦から下りに差し掛かるポイントでもあるため、外主導で馬群が形成されると、これに内側の馬も対抗し、自ずとスピードが出てしまう可能性も含んでいます。

ポイント②:1周目スタンド前

つづいてのポイントは外回りのコーナーから向く1周目のスタンド前。ここは3200mのなかで最もゆったりとしたレイアウトが切られていること。3コーナーからゴール前にある坂の下までが下り基調となっていることから、否が応にもスピードに乗りやすい地点となっています。

言い換えれば、折り合いに苦慮する馬にとっては、制御が難しい地点とも取ることができ、隊列が乱れやすい地点です。

つまり、折り合いの保証がない馬はもちろんのこと、ペースを掴みかけている馬、とくに先行する馬にとっても、隊列を乱され、使いたくない脚を使わされる可能性がある――長距離を走るうえでは最も避たいリスクが潜むナーバスな地点となっています。

ポイント③:2周目3コーナー~ゴール

3つ目のポイントは勝負どころとなる2周目の3~4コーナーからゴールに掛けて。2周目のここは1周目から一転、内回りを使うため、最後の直線は自ずと短く、仕掛けも早く、ゴール前には当然!坂も待ち構えています。

ここまでおよそ2400m走ってきたうえでのここ!ですから、本当のスタミナが求められるだけでなく、①と②であげたポイントにおいて、如何に消耗せず、ここを向かえられるかもカギとなります。

まとめ

スタートからゴールまで、コースの特徴的なポイントを3つあげてまいりましたが、まとめるとこんな具合。

前提として勝負どころは内回りを使うため、豊富なスタミナが求められる。しかし、前半にはスピードが出やすい、すなわちスタミナを削がれやすい仕掛けが施されており、折り合いを保てるかがポイントに!

となるわけで、先行だ差しだと言う前に、本当のスタミナが求められる最重要ポイントを、如何に消耗せずに向かえられるか……!何よりも折り合いが大切になるコースが、阪神 芝 3200mとなります。

どんな馬を買うべき?

視点を変え、次は「どんな馬を買うべきか?」枠順や脚質、それから+αとなる点について触れてみましょう。

枠順の有利不利

コースのポイントでも触れましたが、スタート地点から最初のコーナーまでの距離を考えるに、外枠もそこまで不利ではなく、折り合いの不安さえなければ、バッと出して外から先手を取ることができます。

しかし、“言うは易く行うは難し”とは正にこのことで、馬というのはそう簡単に御せるものではなく、どんな馬にも折り合いの不安は“やってみないと”な要素でしかありません。

なので単に枠順というより、脚質と並びがものを言うことになり、とくに先行したい馬にとっては、この並びが重要となってきます。

対して、差し・追い込み馬にとっては、コーナー6つ、坂越え2つを考えると、勝負どころは外に出すにせよ、道中のロスは極力避けたいところであり、昨年のワールドプレミアよろしく、道中はジッと脚を溜められる内枠、具体的には一桁の馬番はほしいところでしょう。

つまり、一概にどの枠が良いかではなく、先行馬であれば並び次第、差し馬であれば極力内がほしい、といった次第です。

脚質の向き不向き

ここに関しては、勝負どころが内回りを使うこと。ゆえにスタミナを要することから、これを前で使うか、後ろで使うか、となり、どちらのスタミナが活きるかは展開次第。

また、展開を左右するのは枠順の並び!となることから、どちらに振れるかは“並びからの展開”となるため、コースの特徴だけでは有利な脚質を決めることはでき兼ねます。

ただ、スタミナを前で使う展開、要するにスムーズに隊列が決まりペースがコントロールされる展開なら逃げ・先行馬が、逆に先行馬がペースを乱されるようであれば差し・追い込み馬が……、となり、差し・追い込みに関しては馬場状態も関与してきて、内外がフラットな状態であれば「ジッと溜めてパッと差す」これまた昨年のワールドプレミアのようなかたち、逆に外側の馬場の方が明らかに良い場合は、大味に捲り上げるようなかたちが優位となり、展開だけでなく馬場状態によっても脚質の有利不利が変わってきます。

求めれらる適性

これは先ほどから述べている通り、何よりもスタミナが求められるコースとなり、そのスタミナの下地となる折り合いの保証もまた、大切な適性となります。

騎手の騎乗経験

ここが+αのポイント。阪神 芝 3200mは、過去3回しか施行実績がないため、レース数が少ないなか、騎乗経験を得られているかはかなり大切なポイントとなります。

そのため、今回騎乗が予定されている騎手のうち、石橋、伊藤、田辺、菱田、松岡、三浦の6名は過去に3200mの騎乗経験がなく、ここは減点材料とみるべきでしょう。


今日は、今年まで春の天皇賞で使われる阪神競馬場 芝 3200m(外→内)の特徴について解説させていただきましたが、このコースは総じてスタミナ適性が高く求められる舞台であり、このスタミナを担保する折り合いがカギとなる!ツラツラと長く書いてしまいましたが、一言で言えばそんなところです。

次回はいつものGⅠレースと同じく、明日の夜をめどに、レースの展望をさせていただきますので、今日のコース解説と併せ、皆さんの予想にお役立ていただけますと幸いです。

※最後になりましたが、Twitterやってます!いいね、フォローなど何卒ですっ!

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【GⅠ 皐月賞】実戦型か、素材型か

ナムラクレアの奮戦(本当によくがんばってくれました!言いたいことは山ほどあります!)から一週間。今週は牡馬のクラシック初戦!皐月賞を展望してまいります。

今日はまず、よろしければこの2つのレースをご覧いただき、それからお読みいただくとイメージが付きやすいかと思います。

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皐月賞の決着パターン

あくまで、私なりの捉え方となるのですが、皐月賞というレースには2つの決着パターンがあると思っていて、1つは多頭数のレースやマイルのレースを使い、激しい展開を経験してきた“実戦型”の馬が勝つパターン。もう1つは、レースを使った数、経験した展開のパターンの数は少なくても、非凡なパフォーマンスを見せてきた“素材型”の馬が勝つパターン。この2つのどちらかで大方の皐月賞は決着しています。

これをよく表したのが冒頭の2つのレースであり、2017年、アルアインがレコードで制した年が実戦型決着の典型例。対して、素材型決着の典型は2015年。実戦型のリアルスティールキタサンブラックが完ぺきな立ち回りを見せるなか、問答無用の末脚で2頭をねじ伏せたドゥラメンテが勝った年。そして、今年のメンバーにおいても有力各馬は以下のように実戦型と素材型とに分類できます。

※馬番順に記載

実戦型

  • キラーアビリティ
  • ドウデュース

素材型

GⅠ馬の2頭が実戦型?と思われるかもしれませんが、2頭はともに素材を抜群に見込まれてGⅠを勝ったのではなく、GⅠの舞台で、GⅠのながれに、実戦力を以て対応したGⅠ制覇であることから実戦型としており、素材型にあげた2頭は“言わずもがな”といったところ。

では、次からは実戦型の決着か、それとも素材型の決着か、今年の皐月賞がどちらに振れるのか?を見定めていきましょう。

並び、からの展開がポイントに

そもそも実戦型と素材型、どちらが勝つかの基準は馬そのものの地力がベースとなります。つまり、素材型のポテンシャルを実戦型の実戦力が上回るのか、実戦型の実戦力を素材型のポテンシャルが凌駕するのか、ということです。

そして、実戦力が活きるのか、ポテンシャルが活きるのか、これを左右するものが枠順の並び、からの展開となってくるわけで、木曜日に発表された枠順を見ると、実に……、な並びとなりました。

今年は登録時点で“ゼッタイ逃げたい!”ないしは“主導権を取りたい!”という馬が多く顔を揃えており、どの馬がペースを握ってもパンサラッサのような競馬はならないものの、これらの馬のなかで最も前に行きたいビーアストニッシド、デシエルトが逃げ・先行勢のなかでは最も外側に入ることとなり、内に目を向けても、アスクビクターモア、キラーアビリティ、グランドライン、ボーンディスウェイはもちろんのこと、オニャンコポンやドウデュースらも後ろになり過ぎるのは好ましくないタイプであることから、レース序盤は相当にゴチャつき、さらに結果的には落ち着くにせよ、テンのラップは速くならざるを得ず、ここに名前をあげた馬、とくに基本的にはながれに乗っていく実戦型の馬に関しては、必要以上に脚を使わされることが想定できます。

もちろん、展開とは“生モノ”であるため、ゲートが開いてみないことには分かりませんが、この並びになった以上、「すんなり落ち着いて、前有利の展開」にはなりそうになく、やや外有利となっている現在の馬場状態を踏まえても、最後の直線を内で踏ん張ることがキツくもなっており、まずは激しくなりそうなテンのポジション争いをやり過ごすことができ、かつ終いの決め手を高いレベル、言い換えれば時計自体は速いものが出る馬場状態のなか、鋭い上がりが使える馬――つまりは……、が皐月賞馬に最も近い存在なのでは?と思う次第です。

ホンモノか否か

今年の皐月賞は実戦型と素材型、どちらの決着パターンに振れるのか?私の結論は……、もう何となくお分かりかと思いますが、“どちらを”取ったのかは印で紹介してまいります。

◎ 8枠18番 イクイノックス
結論!今年の皐月賞は素材型の馬が勝つ決着となり、素材型のなかよりイクイノックスを選ばせてもらいました。

ポテンシャルの高さという点において、ダノンベルーガとの優劣は付けられなかったのですが、実戦力に乏しい2頭の枠順を見比べたとき、ダノンベルーガは1枠1番。先ほど述べたテンの激しさに巻き込まれるリスクがあり、かつ下げて激しいところを回避したとて、イクイノックスに外側からフタをされるシーンは想像に難くありません。

そのため、相手(ダノンベルーガ)に対し、優位にレースを進められるであろうこちらを本命とし、ダノンベルーガを対抗にしています。

東スポ杯以来のローテーションがどうか?はもちろんありますが、近年、競馬界の慣例をことごとく覆している“天栄仕上げ”の馬でもあることから、そこのところは深く考えず(それで良いのか!?はさておき)、「イクイノックスのポテンシャルがホンモノだった!」という結果に一票投じてみたいと思います。

 

○ 1枠1番 ダノンベルーガ
ポテンシャル、もとい素材の良さではイクイノックスに引けを取るどころか、条件が違えばイクイノックスを上回って何ら不思議ありません。

しかし、これも先ほど述べた通り、今回においては展開的な不安要素がイクイノックスより多いため、それをイクイノックス相手にポテンシャルの高さで凌駕できるか?は、まだ不確定であること。これを理由として対抗です。

 

▲ 6枠12番 ドウデュース
3番手は“実戦型”の有力馬としたドウデュースにしました。実は枠順が発表されるまでは本命の筆頭候補だったのですが、枠順を見て印をここまで下げています。

というのも、激しくなりそうなテンのポジション争いにおいて、両隣がオニャンコポンとビーアストニッシド。つまり、外から前をカットされるだけでなく、内側にも自身と同じような位置取りがほしい馬がいるため、スタートでほしい位置が取れるのかが、まず不確定であり、これらを過度にやり過ごしてしまうと、そこまで下げて通用するだけの末脚があるか?と言われれば……、なため、こうした懸念がすべて良い方に転じれば……!ではあるものの、その可能性は「ちょっと低いかな?」ということで単穴(▲)としています。

 

△ 7枠14番 ジオグリフ
ご存じの方も多いと思いますが、この馬にはノドの不安があり、こうしたこともあってか“あっさり?”ルメール騎手に手放されることとなりました。

しかし、福永騎手を確保できたことは大きく、しかも枠順もテンのゴチャゴチャに巻き込まれることのない外枠。人気もしていないことから福永騎手も無理せず終いだけの競馬をすると思われます。

個人的な見解にはなりますが、ノンプレッシャーのときこそ!福永騎手は仕事をしてくる騎手であるため、今回はその典型になるのでは……?と思い、半ばそれだけで△の一番手としました。

 

△ 2枠4番 キラーアビリティ
脚質と枠順を掛け合せたとき、全18頭のなかで最も恵まれたのはこの馬と言って良いでしょう。

が、あまり詳しくない私が見ても、調教内容が褒められたものではなく、この分野で私が最も信頼を置く、アラシさんの追い切り診断でも辛辣な評価となっていました。
それでも条件的には最も恵まれた馬であることには違いはないため、状態の不安を条件面でカバーできればと思い、△でお茶を濁しています。

 

☆ 4枠8番 ダンテスヴュー
☆ 5枠10番 ジャスティスパレス
今日は△を1つ減らして☆(穴)を2頭にします。どちらも前がある程度潰れることを想定して、よりながれに乗りながら着を拾うならジャスティスパレス、もう一列か二列後ろから差し込むのであればダンテヴビューなイメージでおり、それなりに良い枠順に入った差し馬2頭を伏兵候補としています。

迷ったのは逃げ・先行勢のアクスビクターモアとデシエルトで、前者は“ワンチャン”展開をモノにできる可能性があり、後者はやることのシンプルさから瞬間ハナを奪い取り……、ができるからとなるのですが、双方とも可能性としては相当に低いため、馬券購入の際の点数を考慮し、印としては消しとさせていただきました。


今週は木曜日に先生、シャケトラと久しぶりに競馬座談会をしたのですが、8時くらいから始めて、終電間際まで競馬の話“しか!”しないのは実に楽しかったですね。どんだけ競馬バカなんだ!?って感じですが、まだ話足りないので今度はワイドウさんなんかも呼んで盛大にやりたいところです。

来週はGⅠと同様中休みをいただきますが、再来週からはこれもGⅠと同じく!6週間連続で更新します!今年の春も、忙しくなりそうです……w

【GⅠ 桜花賞】今年はちょっと、潮目が違う?

今週からが!春競馬開幕!!ということにします。もう先週、先々週はなかったことにしてwwwクラシックですから気分を、そして潮目を変えるべく!今日は桜花賞の展望を行ってまいります。

Twitterやってます。ブログで予想するレース以外のこともTweetしていますので、ご興味のある方は是非!

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ひと味違うメンバー構成

桜花賞というレースは、牝馬クラシックの第一戦目であると同時に、3歳牝馬における現時点でのマイル頂上決戦という見方もできます。

すなわち、このレースへ駒を進めてくる馬というのは、基本的にはマイルを最長距離とし、1400m、場合によっては1200mのレースを使ってきた馬も「マイルまで!しかも同世代の牝馬限定!クラシックとあらば!」とばかり、短距離志向の強い馬が例年であれば数頭は出走してきます。

しかし、今年のメンバーを見渡してみると、1200mを使ってきた馬は少なく、ナムラクレアを筆頭に、経験はあっても1200mでは差す競馬をしてきた馬ばかりが顔を揃えており、テンからガンガン飛ばしていくザ・スプリンターと言える馬は1頭もいない構成となっています。

このことから、テンの入りが速くなることはさほど考えづらく、何が何でもでハナを取りにくる馬がいたとしても、ペースは常識的なマイルのそれに留まることが想定されます。

そのため、先行してレースの主導権を握りたいウォーターナビレラあたりにとっては、遮二無二飛ばしていくスプリンタータイプの馬がいないことで、レースそのものをコントロールしやすくなり、ナミュールをはじめとする後続の末脚自慢を出し抜くのに、またとない条件が整っていると考えることができます。

例をあげるとすれば、ドンピシャで当てはまるのが2015年、レッツゴードンキが勝った年。2017年、レーヌミノルが勝った年も見方によっては該当する早め抜け出し決着があり得るメンバー構成となっているわけです。

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※勝ったレッツゴードンキはワイドウさんの大好きな馬。馬群に沈んだルージュバックは私の大好きな馬で、弟は大阪杯を勝ったポタジェです。

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どうしても昨年の阪神JFや、前哨戦のチャーリップ賞、クイーンCが豪快な差し決着だったため、そこで勝ったサークルオブライフ、ナミュールプレサージュリフトらに注目は集まりがちですが、今年に限れば、先行馬の出し抜けは想定しておくべき決着パタ
ーンと言えるでしょう。

注文が付く人気の差し馬

いつもであれば、多くの注目を集めるこちらから紹介するのですが、今日はまず“先行馬に有利なメンバー構成”ということから始めさせていただきました。

と言うのも、現在1番人気のナミュールをはじめ、サークルオブライフ、プレサージュリフトには先週のエフフォーリアと同様、明確な、また“やってみないと!”な不安材料があるからであり、この不安材料があるうえで、メンバー構成が先行馬有利となれば……!という見立てからこのような建付けと致しました。

では、人気上位に推されている3頭について、それぞれの不安な点をあげていきましょう。

ナミュール

  • 貧弱な体質ゆえ、攻めきれていない
  • 出遅れのリスクが高い
  • 大外枠

サークルオブライフ

  • 短期間に2度の遠征
  • キレよりもパワーが勝るタイプ
  • 桜花賞に強い国枝厩舎所属と言えど、これまでの馬と臨戦過程が異なる

プレサージュリフト

  • 出遅れのリスクが高い
  • 実績経験が乏しく、ながれに乗れない?
  • 右回りを走ったことがない
  • 初の関西遠征

どれもこの時期の、しかも強い3歳牝馬にありがちな不安材料となります。ナミュールはこれまでの過程から、プレサージュリフトはキャリアから、まだ体質の強化ができておらず、攻めきれず仕上げられないという歯がゆさも抱えています。

しかもこれらの不安があることに加え、ナミュールプレサージュリフトが同じような不安を持っていたアーモンドアイほど強いか?と言われれば、現時点では「ノー」と断言して良く、さらに!ナミュールに関しては大外枠と、不安のうえに不安を塗り重ねるかたちとなってしまいました。

それから、サークルオブライフにしても、エンジンの掛かりがお世辞にも良いとは言えず、Bコース替わりの内優勢の速い馬場で瞬発力が問われ、かつ先行馬が止まりづらい馬場ともなれば、先ほど述べた“先行馬有利のメンバー構成”というマイナス要素とが相まって、良い脚で外を追い込んだとて、それがどこまで届くか?は、“やってみないと!”でしかありません。

まとめると、ただでさえ先行馬に向いたメンバー構成にも関わらず、実績上位の差し馬は、それぞれに自身の課題があり、しかも馬場を考えると苦しい枠順にも入ってしまった……、となっていて、地力は評価できても、軸にはしづらい存在と見立てています。

今年のパターンならコレ!

では印です。今年の桜花賞は例年とは少し趣が異なるという点から、本命も趣の通り、この馬からいきたいと思います。

◎ 1枠1番 ナムラクレア
この馬が「マイルの馬か?」と問われれば?「否」となりますが、こと今回については速く内が良い馬場状態、そのなかで引き当てた1枠1番。それにこの馬自身、レースレコードでの決着となったフィリーズレビューを2着に敗れたとは言え、外を回してのタイム差なしのもの。

いまの速い馬場をこなすのに必要な要素、能力がベストマッチしたと捉えることができます。今年は例年とは様相が異なるからこそ!本命もいつもとは考え方を変え、この馬から入ろうと思います。

○ 3枠6番 ウォーターナビレラ

対抗も趣向の異なる今年らしく、先行馬のウォーターナビレラをチョイスします。理由は先ほども述べた通り、レースをコントロールしやすいメンバー構成であること。それにペースコントロールにおいては絶大な信頼をおける武豊騎手が機乗すること。それに、スムーズに先行馬しやすい内めの枠に入れたこともプラス材料でしかありません。

しかし、対抗に落したのは、外側に2頭先行馬がおり、被されてペースを握られてしまう可能性があるためで、そうなるとやや苦しい立ち回りを求められるのでは?という不安がなくはないためでです。

▲ 8枠18番 ナミュール

ポテンシャルではメンバー最上位の馬とみて間違いないでしょう。ですが上述の通り馬がまだできておらず、ポテンシャルをレースで発揮できる状態へと持っていくことが難しい点は拭いきれない不安として確かに存在しています。

それでも、素材の良さだけで勝ちきる能力はあるため、如何にもらしい単穴(▲)とします。

△ 7枠14番 プレサージュリフト

ポテンシャルが高く、勝つ、もしくは馬券圏内に食い込む可能性は十分。これはナミュールと同様です。印を下げたのは不安材料にあげたキャリアの浅さと、初めてとなる関西遠征がナミュールよりも多い項目として存在してるからです。

△ 8枠16番 サークルオブライフ

これも先にあげた2頭と同じで、能力は買うものの、明確に、かつ“やってみないと!”な不安材料があるため、きてもおかしくない△といった次第です。

△ 4枠8番 スターズオンアース

こういう“どこを使っても2、3着”という馬は、掲示板止まりなことが多く、遠征実績が豊富とは言えない関東所属馬でもあるため、結果「まあ掲示板止まりだよね」となるシーンは想像に難くありません。でも、内・前有利の馬場でしれっと圏内にいる余地は条件的にはあるため、鞍上の魅力も込みで抑えておこうと思います。

△ 4枠7番 サブライムアンセム

ナムラクレアに勝った馬なので抑えてはおきます。けれども脚の使い方、もとい前走の勝ち方は、ハイペースに乗じて、さらに進路を確保できたからのものであることから、もう一度そのパターンでいけるか?が未知数なため、ナムラクレアとは対象的にこのくらいの評価に留めておきます。

☆ 6枠12番 ベルクレスタ

実はこの馬、クイーンCの上がりは0.1秒とはいえプレサージュリフトより速いんです。なので、同じだけの決め手を使えるのなら、プレサージュリフトだけでなく、ナミュールやサークルオブライフとも組みできる末脚があるとも考えられ、追い込んできたのは……、なんと!のパターンで、先に紹介した3頭でなく!この馬が差し込んでも不思議ないとみて、穴馬に推奨させていただきます。

今日は「レースの潮目が例年とは違う」ことに着目し、ナムラクレアから入るということで多めに印を打ちましたが、基本的には速い時計を持っているか、速い上がりを持っている馬で印の馬たちは構成しています。

この春は悪いながれがつづいていますが、ここらで私自身の潮目を変えていきたいところです。結果はどうあれ、来週も皐月賞の展望を行ってまいりますので、部分的にでもご参考いただけるものがあればうれしい限りです。

【GⅠ 大阪杯】競馬における“やってみないと!”考察

今日は昨年の年度代表馬 エフフォーリアの始動戦にして、新星 ジャックドールとの初対決ともなる大阪杯を取り上げます。

先週は馬場の回復具合という不確定要素があったにせよ、情けない予想をしてしまいましたので、今週からは気持ちも新たに!2頭の戦力分析を中心に、しっかりとレースを展望していきたいと思います。とはいえ、今週も天気が……、なんですが……。

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少なくない、また的中すれば小さくない不安要素

金曜日に発表された枠順を見て、まず思ったことは「一騎打ちで決まりだな」でした。と言うのも、コース形態から内枠有利の阪神 2000mにおいて、エフフォーリア、ジャックドールともに内側の枠を引き当てており、とくにエフフォーリアに関して言えば、ジャックドールとの並び関係も含め満点を付けて良い恵まれた枠順となっているからです。

つまり枠順においては、2頭が「持っている力を発揮するために必要な条件が満たされた」となり、地力で勝る2頭がベストを尽くしやすいとなれば、自ずから結果は……、と見て取ることができるわけです。

しかし、地力では他を圧倒する2頭とはいえ、不安がないわけではありません。しかもその不安は、想定はできても、実際に不安が的中するかはレースを走ってみないと分からない……、すなわち“やってみないと!”な不安要素であり、これを馬券購入にどう取り入れるか?は、予想における重要なポイントとなってきます。

それでは現在一番人気のエフフォーリアから、その“やってみないと!”の不安要素を洗い出していきましょう。

エフフォーリアの不安要素

  • 仕上がりが万全でない?可能性がある
  • 初めての関西遠征。しかも関西圏での実績に少し不安のある厩舎

ジャックドールの不安要素

  • 血統的には大丈夫そうだが、馬場が渋ったときに対応できるか?
  • GⅠだけに“無茶絡み”される可能性がある
  • 目に見えない連戦の疲れが出る?
  • 右回りを使ってないなぜ?がある
  • 背負ったことのない57㎏が堪えるかも?

これまでに走ってきたレースの違い、また馬のタイプ的にジャックドールの方が不安要素は多くなりましたが、これは上がり馬、逃げ馬ゆえの要素も含まれたものとなります。対してエフフォーリアは?と言うと、不安要素の数こそ少ないながら、あげたポイントはまさに“やってみないと!”の色が濃く、しかも不安が的中してしまったときのパフォーマンスの下げ幅は、小さくはない要素となっています。

それでも、ここにあげた不安要素が杞憂に終わり、2頭が実力通りのパフォーマンスを発揮すれば、レースはおそらく初見の通り一騎打ちとなり、2頭の優劣で言えば、並び・展開でケチが付かない点から、エフフォーリアを上に取ることが定石となります。

第二の選択肢として最適な馬は?

少し早いですが、ここからは印に沿いながら“2頭以外の選択肢”を掘り起こしていきましょう。今日の印は◎:本命、〇:対抗までは普通にいきますが、▲の馬を文字通りの単穴だけでなく、エフフォーリア、ジャックドール以外の第二の選択肢という視座で紹介し、△以下は相手、というかヒモ候補として紹介していきます。

◎ 3枠6番 エフフォーリア
本命の理由は先ほど述べた通り、ジャックドールに対し並び、想定される展開から優位にレースを進められそうなこと。加えて馬場への対応力もすでに証明されていることから、ゼッタイに勝つ!かはともかく、軸として考えるならエフフォーリアを本命としてしかるべきと言えます。

 

〇 2枠4番 ジャックドール
ここもエフフォーリアに勝つのは?と考えたとき、2000mのスピード勝負ならジャックドールは勝てるだけのポテンシャル、時計の裏付けを持っており、馬場も持ってくれれば金星をあげる大チャンスであることは疑いようはありません。それでも対抗としたのは、GⅠゆえに絡まれるリスクはこれまで以上にあり、この馬自身もやや使い詰めなところがあるため、不安要素が的中するリスクはジャックドールよりも大きく、評価はひとつ下げています。

 

▲ 3枠5番 アカイイト
今回の出走メンバーでエフフォーリア、ジャックドールはともかく、いまが充実期!という点ではアカイイトも引けを取っていません。

とくに前走 金鯱賞では、速い馬場で時計の出る展開を中団で追走、走破時計も1分57秒台でまとめており、いままでとは違う、もといこれまでであれば苦手としていた条件においても高いパフォーマンスを出せるようになっているあたり、上位2頭はともかく、ほかの馬に対しては十分に太刀打ちできる状態にあると言えます。

もちろん馬場が渋って時計が掛かるタフな展開となれば、そこは元々の得意設定。入った枠順も良く、いまならどちらに転んでも大丈夫な充実ぶりから、この馬を“第二の選択肢”として推してみたいと思います。

 

△ 4枠8番 ポタジェ
単純計算ですが、昨年6着だった秋の天皇賞でこの馬に先着した馬で今回出走しているのは当時1着のエフフォーリア、5着のヒシイグアスの2頭。しかもヒシイグアスは本来香港遠征を控えていたなかでの急遽の参戦ともなれば、馬券圏内に入り込む余地は昨年の秋よりあると考えられます。それに決め手がイマイチなことも踏まえれば、直線の長い東京よりも小回りの阪神の方がパフォーマンスを引き出しやすいはず!おそらく勝つことはないですが、「馬券圏内の候補」という意味では抑え必須の1頭として△の一番手としました。

 

△ 5枠10番 ヒシイグアス
主戦 松山騎手の故障。何より急遽の参戦となってしまった臨戦過程から印はここまで下げた次第ですが、馬本来の地力ならエフフォーリア、ジャックドールの次はこの馬だと思っていて、不利な条件でも高いパフォーマンスを示した昨年秋の充実ぶりは目を見張るものがありましたし、小回りの2000mというのもベストな舞台。仕上がっているのなら……、ここでも十分に上位進出は可能な馬ですが、如何せんこの馬にしても“やってみないと!”の不安要素があるため、△の二番手というかたちでお茶を濁させてもらいます。

 

+α 6枠11番 ステラリア / 7枠13番 キングオブコージ
今日の印はここまでにあげた5頭としましたが、予報以上に雨が降り、ちゃんと馬場が渋り、かつジャックドールが絡まれる激しい展開となったとき、それに乗じて差し込んでくる馬としてステラリアとキングオブコージを+αとしました。この2頭については、良、もしくは良に等しい馬場状態なら難しいと思いますが、想像以上に馬場がタフになったとき、昨年で言うモズベッロ的な食い込みを警戒する2頭です。

実は昨年“痛い目”をみたのですが、今年もレイパパレは消しにしました。ジャックドールがいる限り、無理に絡めば自滅するうえ、控えたらやはり良さは半減してしまい、それでGⅠで通じるか?と問われると……、であり、ヒシイグアスと同じく予定していた香港遠征が反故になったことによる参戦が、この馬にとってはこれまでにない短い間隔でのレースともなれば、これも“やってみないと!”ではあるも、”やらなくても分かる!”要素が多く、今年も思い切って!としました。


今日は競馬における不確定要素ーー“やってみないと!”を中心に大阪杯を展望してきましたが、この“やってみないと!”は、いつ如何なるレースにも存在するため、何が“やってみないと!”で、何が“やらなくても分かる!”なのかの見極めというのは、改めて大事なポイントだと書いていて思った次第です(当ててから言え!ですがw)。

なお、馬券については明日の午後の雲行きを見て、馬場は渋るのか?渋らないのか?、ジャックドールに絡みいく馬がいるのか?いないのか?、ステラリア、キングオブコージは買うべき馬場・展開になるのか?を見極め、素直にエフフォーリア、ジャックドールから買う馬券でいくのか?アカイイトからの馬券も買っておくのか?を判断したいと思います。

※最終見解はTwitterで更新するかも?です!

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【GⅠ 高松宮記念】軸は一択、相手は……、横一線?

今週からは本格的な春のGⅠシーズン!ひとまず、このブログでも皐月賞までの4週間は更新をつづけていきますね。

では、今夜のドバイも楽しみですが、今日は明日、中京競馬場で行われる高松宮記念の展望とまいりましょう。メンバー的にも、また馬場的にも読みづらい一戦ですが、現時点で分かり得ることをまとめてみたいと思います。

 

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どこまで悪化し、どこまでまで戻る?

まずは馬場について。土曜日の中京競馬場一帯は、午前中から雨が降りはじめた模様で、4Rの時点では良馬場。そこから5Rでは稍重、12Rをむかえる頃に重と、段階的に悪化していく過程をたどっていました。

この雨は夜半過ぎには止む予報となっていて、明日日曜日の朝には晴れ、気温も20℃まで上がると予報されています。そのため、土曜日の夕方には重にまで悪化していた馬場も明日の5R、つまり昼過ぎまでは芝コースが使われないため、それなりに回復してくることは想定されます。

また、土曜日は重にまで悪化したとはいえ、今週からBコースに替わったこともあってか、馬場の内側を避ける進路取りはどの馬もしておらず、芝のレースもさほど行われなかったため、馬場の悪化はそこまでではない可能性があります。

それにまだ良馬場だった土曜日の4R 3歳未勝利の1400mでは、勝ち時計が1.21.0と、クラスを考えれば出色の時計が出ており、ベースの馬場はかなり良好な状態にあったと言えます。それゆえ、明日の天気次第では良馬場並みにまで馬場は回復する可能性はあるため、そうなると雨の影響が残る時計の掛かる馬場というより、良馬場に近い、それも先週から引きつづきかなり時計の速い馬場での施行となる可能性もあるため、レース直前まで馬場の状態を吟味する必要があります。

安心材料が多いレシステンシア

このレースは今年も“ご多分にもれず”混戦模様となっており、年末の阪神カップを快勝し、スプリント路線へと殴り込みをかけるグレナディアーズ、正月の京都金杯で復活の狼煙をあげ、前哨戦 阪急杯で完全復活を遂げたダイアトニックはじめ、良く言えば多士済済、悪く言えば……、帯に短し襷に長しといったメンバー構成となっています。

しかし、先ほど述べた不確定な馬場状態、また枠順を見てみると、グレナディアーズ、ダイアトニック、さらにはメイケイエールまで、好走が期待される実力馬は軒並み外枠へと追いやられてしまいました。

さらに馬場の状態が不確定、すなわち道悪が残る可能性というのも残されていることを踏まえれば、血統的にも道悪が不得手なグレナディアーズにとっては、ダブルで好走しづらい要素に見舞われることなります。

対して、スプリントGⅠ3連続2着のレシステンシアは、先にあげた有力各馬が外枠へと追いやられる一方、4枠7番という馬場がどうあっても身動きが取りやすい、加えてこの馬自身の道悪への対応力は決して低くなく、もちろんスピードが活きる馬場なら言わずもがな。それに今回はテン乗りとなる横山 武史騎手が鞍上となりますが、主戦を務めていた北村 友一騎手の負傷離脱以降、何気に多くのジョッキーを鞍上に迎えており、馬も経験を積んだことにより乗り難しさは以前ほど考慮する必要はないと考えられます。

これら要素から、馬券を組み立てるうえので中心はレシステンシアとして差支えなく、例によって何かに差されることはあっても軸としては十分に信頼を置ける存在と言えるでしょう。

今日の印はみんな△

ということで馬券の中心はレシステンシアとしましたので、印のうえでも◎は当然レシステンシア。しかし、これ以下の印というのは地力で勝るグレナディアーズ、メイケイエールあたりが外枠に追いやられたこと、馬場状態が如何せん現段階では読みづらいということから、レシステンシア以下の印については、みんな△とし、馬番の順に紹介してまいります。

 

1枠1番 サリオス
1200mはおろか1400m戦すら未経験となるため、いきなりのスプリント参戦でながれに乗れるかは定かではありません。ですが道悪が残る馬場となり、直線での“持ち”が試される展開となれば、マイルで慣らした持続力が活きてくる算段は立つため、道悪要員としての△となります。

 

1枠2番 ナランフレグ
いまの馬場を考えると、良に近い馬場にせよ、道悪馬場にせよ、内側の馬場が使えることを前提とすれば、コース形態も相まって追い込み脚質のこの馬には決して向いた条件とは言い難いところがあります。しかし、そうした不向きな条件においても、何とかしてしまえるだけの末脚の威力は持っており、舞台適性は皆さんも知るところだと思います。

 

2枠3番 シャインガーネット
地力で言えばGⅠでは……、の馬ではありますが、枠に恵まれたこと、内有利の中京において、その内枠に入ることができ、近走内容が復調ムードにある!ということで、この上昇気配に乗り抑えに抜擢した次第です。

 

3枠6番 サンライズオネスト
栗東坂路ですごい時計を出せるように、タフにスピードを持続させることに長けた馬。主導権を取るというよりも追走力でどこまで?のタイプとなるため、内の馬場が生きているなか、強力な差し馬が差しあぐねる展開となれば、“しれっと”圏内に残ってくれるのでは……、と、オッズ的な期待を込め、いつものなら☆(穴)を打つ馬として、この馬をあげたいと思います。

 

7枠13番 トゥラベスーラ
16番人気の低評価を覆し、あわやの4着から1年。長期休養の憂き目には遭ったものの、久々の前走阪急杯でも健在ぶりを示してくれました。今回は差しが届きづらいであろう馬場で昨年と同じか、それ以上の結果はどうか……?ではありますが、地力では上位人気馬とそこまで引けを取っておらず、抑えは必要な1頭といった見立てでいます。

 

7枠14番 ダイアトニック
阪急杯の内容をみれば、いまさら実力を疑うことはないでしょう。しかし、入った枠はやっぱり……、厳しいと言わざるを得ず……。道悪への適性も悪くはないため、先行馬が脚を削がれたところ……、は全然あり得るシーンではあるものの、先行馬が止まらない馬場・展開となったときには、圏内まで差し込んでこれるかは懐疑的と言わざるを得ず、△以上の評価はできませんでした。

 

8枠18番 グレナディアーズ
これについてはちゃんと道悪なら「消し」で良いと思いますが、持っている地力、もしかしたら良に近い馬場になるかも?という状況下では、そこまで思い切った扱いはできず……、これもダイアトニックと同様、地力で無理やり食い込んでくることは想像に難くないという見方となります。

 

消した馬からはメイケイエールに触れておきます。ダイアトニック、グレナディアーズのところで触れましたが、内枠有利の中京1200mにおいて8枠17番はどう考えても不利であり、“狂気の白毛一族”の気性難を持つこの馬にとって、入った枠は揉まれる心配こそない反面、壁をつくることは至難であり、終始外側の厳しいポジションを通り、最後ガス欠を起こし……、は想像に難くない結末なため、能力は買うけど今回は……、とさせてもらいました。


今日は馬場状態の読みづらさから「軸はレシステンシア一択だけど、相手は横並びで馬場次第」とさせていただきましたが、これまた馬場次第では予想を変えるかもしれませんので、その辺はTwitterで更新できればと思います。

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では、今週はこの辺で!ドバイターフ、痺れましたね!

【GⅠ フェブラリーS】スピード馬場で狙いたい〇〇馬と××馬

プロ野球の世界には2月1日を「正月」、つまりキャンプインを正月と捉える見方がある一方、競馬の世界ではここ!フェブラリーSを「正月」とする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日はそんな「誰かにとってのお正月」フェブラリーSを展望してまいります。今年最初のGⅠですから、私個人としても幸先の良いスタートを切りたいところです。

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今年はスピードが求められる馬場に

今週末の日本列島は全国的に雨模様で、レースが行われる府中でも土曜日の夕方から日曜日の朝にかけ、かなりまとまった量が降ると予報されています。

しかも先週の雨(雪)が乾ききっておらず、土曜日も稍重発表で開催されており、10Rの金蹄Sは2分10秒台とそこそこの時計で決着し、上がりも上位の馬は35台後半から36台前半を使えており、ここに雨がしっかり降ることで、速く・軽い馬場傾向に拍車が掛かると思われます。

そのため、冬時期特有の乾燥してパワー・スタミナを要する馬場で好走する馬とは正反対に、スピードに秀でた短距離系の(1400mを中心に走っている)馬、もしくは元々のスピード能力が高い“元芝馬”にもチャンスが広がりやすい条件と言えるでしょう。

フェブラリーSは“芝馬”台頭の舞台

これはフェブラリーSというより、「東京ダートは……」と言うべきかもしれませんが、昨年2着のエアスピネル、一昨年の勝ち馬モズアスコット、古くはベルシャザールトゥザヴィクトリーアグネスデジタルなど、フェブラリーSは芝のレースで活躍していた“元芝馬”が多く活躍する舞台となっていることは、ある程度歴史が証明しています。

これには東京競馬場の長い直線が大きな要因となっており、ほかの競馬場のダートワンターンにおいては、正面、つまりラストの直線よりも、向こう正面の直線の方が長い設計になっているのに対し、東京だけはラストの直線が向こう正面と同等、もしくは長い設定となっていることから、後半にどれだけ脚を残せるか?が勝ち負けを左右するポイントとなります。

つまり、向こう正面が長く、ラストが短いほかの競馬場で求められる“先にポジションを取って持続する”競馬が、東京では通じづらくなり、反対にラストの直線が長い芝のレースで、後半に脚の使いどころを持っている馬が台頭しやすくなり、その馬のなかに“おうにして”元芝馬が含まれている……、といったところでしょうか。

今年はソダシをはじめ、元芝馬、しかも実績をともなった馬の出走が多く、馬場も軽くなることが見込まれるため、例年以上に注意を払いたいところです。

混戦ほど適性を重視して

ここからは印へとまいります。今日ポイントにあげたのは、湿った馬場でスピードが要求されること、それからスピードが活きるからこそ!“元芝馬”に注意せよの2点でした。

各種報道、またオッズが示す通りの混戦ムードですので、そういうときこそ!各馬の適性を見極め、今日のラインアップはこのようにしてみました。


◎ 3枠5番 レッドルゼル
川田騎手も共同会見で明言していた通り、この馬にマイルはちょっと長いと思います。それでも結果的に「今年よりも重かった」と言えるであろう昨年も、外を回って4着に食い込んでおり、足元が軽くなり、かつ道中の距離ロスを留められそうな内めの枠をゲットできたことは、昨年と比較し確実に条件は好転したと言えます。

しかも馬群の中に入れてもパフォーマンスを落とすことはないため、内枠の利をちゃんと活かせるというのも大きな安心材料。マイルで甘くなる面はなくはないため、「勝てるか?」と言われれば半信半疑ながら、馬券の軸としては高値安定の信頼はあると思っています。

 

〇 3枠6番 カフェファラオ
レッドルゼルが「勝てるかは?」な理由の最も大きな要因は、この馬がいるからです。それは東京マイルパーフェクトの戦績もさることながら、渋った馬場でも3歳時のユニコーンSを出色の時計で圧勝していることからも分かる通り、こと東京マイルにおいては条件を問わず現役最強といって差し支えないから。

しかし、この馬には馬群での競馬が……、という致命的な欠点があることは周知の事実であり、昨年のように「内枠だけど周りに馬がいなかった」なんてことが2年連続で起こるかどうかは“やってみないと!”の要素でしかないため、高い確率で馬券に絡むのは?という視座で考えたとき、確実性のなさから対抗評価とさせてもらいました。

 

▲ 6枠11番 ソダシ
そもそもが揉まれ弱く、しかもダートのトップレベルで揉まれたら……、もお……、なわけですから、内枠や先行勢に絡まれそうな並びに入ったらバッサリ!のつもりでした。

ですが、実際に入った並びは、先行気質の馬のなかでは最も外の枠に入り、自身の外側をフタされることは多分ない――かなり恵まれた並びとなりました。

そうなれば、スピードが求められる馬場における芝馬の、しかもレコードホルダー級のスピードを額面通り発揮してくれれば、“白毛のアイドル”にもうひとつ“芝ダートの二刀流”という勲章が与えるシーンはあって不思議はないと思います。

それでも!この血統が持つ謎の気性難は、ソダシにもしっかりと受け継がれているため、「や~めた」となってしまう危険性は確実にあるため、白なのに如何にもな▲(黒)となります。

 

△ 7枠13番 ソリストサンダー
まさかの惨敗を喫した前走 根岸Sは、1400mの速いながれを下手に追走したことが何よりの敗因であり、マイルに戻る今回、加えて今年の出走メンバーは、スプリントからの参戦がなく“ガツガツ系”の先行馬がいないため、自分のかたちは作りやすいメンバー構成になったと考えられます。

一気の脚だと少しトップクラスには決め手で劣るものの、ジワジワ脚を伸ばしていきたいクチであり、それができそうな枠順にも入ったため、巻き返しを期待して△の一番手としました。

 

△ 8枠15番 テイエムサウスダン
マイルが長いのはレッドルゼルと同様で、レッドルゼルよりも前に行く分、直線での持ちを考えて印はかなり落としました。

ですが、これまでは先行して粘り込むだけの馬だと思いきや、直線でひと脚使う緩急をつけた競馬ができており、メンバー構成的に多少テンは激しくなっても一旦は息が入る展開となりそうなあたり、岩田騎手はじめ陣営が教え込んできたことが再び実になることも考えられます。

大外枠なので、距離不安を考えると序盤のポジション取りがカギになりますが、逆にポジションは選びやすい枠でもありますので、上手く収めることができれば圏内までは考えられる1頭だとみています。

 

△ 8枠16番 エアスピネル
決め手が最上位とは言えないため、この枠から正攻法の外回しでは足りないでしょう。しかしながら、それを補える可能性のある軽い馬場となれば、決め手の足りなさを埋められる可能性はなくはなく、この馬については、なくはない可能性があるというだけで抑えておく次第です。

 

☆ 4枠8番 サンライズノヴァ
東京マイルの常連として長く活躍するサンライズノヴァも8歳となってしましました。実は東京のマイル重賞は、このレースを勝てばパーフェクトになるだけに、是が非にも……、と思っていたのですが、もうちょっと厳しいかもしれません。

ですが、勝つまでとは言わないものの、先行馬の並びが結構絶妙で、先ほども述べたように一旦は息が入る展開になりそうなものの、なんかちチグハグな、言い換えればどの馬にも主導権のない展開になり兼ねない感じがあり、そうなったとき終いだけ競馬をする追い込み馬にもチャンスは巡ってこないとも限りません。

若いときはどうしても勝ちを焦ってか、なし崩しに脚を使ってしまうことがありましたが、いまとはなっては良くも悪くも終いに賭けるかたちしかないと思いますので、無欲の一発に期待したいところです。

 

× ダイワキャグニー、インティ、アルクトス
印は回らなったのですが、馬場が軽くなるということは、それだけ先行馬が持つということが一般的な考え方となります。

サンライズノヴァを推した理由に「チグハグな展開に……」と書きましたが、逆にここであげた3頭のどれかが明確に主導権を取り、自身のペースでレースメイクができたなら、その馬が馬券圏内に残るという芽もまた考え得る展開として存在します。

なので、この3頭は印こそ回りませんでしたが、買い目、具体的には3連系馬券の3列目には入れておく予定でいます。


実質×の3頭まで印を打ったため、トリガミも覚悟(余計なこと言うとトリガミお家芸w)ですが、スピードのある馬を中心に、上手くレッドルゼルから人気薄で決まるといいなぁ~というのが今回の予想となります。

では、今日はこんなところで!次回は高松宮記念まで間が空くのか?その前にどこかで書くのか?はまだ決まっていませんが、今年もGⅠは全部書きたいと思っていますので、「どうぞ本年もよろしくお願いいたします」と、お正月みたいなご挨拶で締めさせていただきます。

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