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中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GⅠ展望_日本ダービー(2019)】お久しぶりですっ! ダービーですっ!!!

調べてみると(見ればわかることですが)、前回の更新が217日、つまり3ヶ月以上ぶりの更新となるわけで、いったいぜんたい何してたんだ? て感じですが、やっぱりダービーですから! そこはきちんと更新しましょ、てことで、今日は明日発走となる令和最初の日本ダービーの展望をお届けしてまいります。

 

■馬場について

 

大方の予想通り、というか案の定、Cコースに替わった今日の府中は、それはもう殺人的な高速馬場と化していました。

 

先ほど今日行われた芝のレースを見てみたところ、「今日は重賞がいくつもあったのかな?」というほどの時計が計時されていて、そうなってくるともちろん、4コーナー大外一気なんて芸当は通用するはずもなく、基本内めをロスなく、かつある程度中団くらいまでにはつけていないと勝ち負けはおろか、馬券内に入ることもどうか? かなり極端に内外の有利不利が明らかな状態にあるといえます。

 

■展開について

 

こんな馬場状態で今日一日を終えたわけなので、当然騎乗するジョッキーの心理としては、できるかぎり良いポジションを強引にでも取りにくるでしょう。

 

加えて、”逃げ宣言”のリオンリオンが714番、かつ内側にもロジャーバローズをはじめ、ポジションを主張したいであろう馬がそれなりに揃っており、1コーナーまでの距離が短いコースレイアウトを考えれば、かなり激しい序盤になるのでは? という予想が立つことになります。

 

さらに、仮に隊列がすんなり決まったとして、1000mの通過が61秒くらいのスローになったとしても、大まかにいえば向正面が終わるあたり、比較的早い段階で、サートゥルナーリアより動きが取りやすいヴェロックスが進出をはじめてくることが想定されるため、結果的にテンもナカも終いも、いずれも割りとタイトめな流れになり、高速馬場におけるスピードはもとより、長く速く走ることができる持続力も高いレベルで求められる、そんなタフな一戦になるのではと想定しています。

 

■軸馬について

 

そんなわけで、ここからはどんな馬を買いましょうか? というところに入って参ります。

 

先ほど触れた馬場と展開、その他諸々を踏まえた私の本命は・・・・・・、48番のダノンキングリー(戸崎騎手)にしたいと思いますっ!!

 

理由としては、やはりここから入ったのですが、ダントツ人気のサートゥルナーリアがこの条件下でほぼ満点に近い枠順に入ったことで、もう何か特別な一手がある馬でないと、普通に無敗の二冠達成! となって何ら不思議のない戦況ではあるものの、サートゥルナーリアの枠順・並びが”ほぼ”なのは、このダノンキングリーがすぐ側にいるからで、前走皐月賞をみれば一目瞭然、総合力ではサートゥルナーリアの方が一枚も二枚も格上なことに、私自身まったく依存はありません。けれども、こと瞬発力と局所的なスピードという点に関しては、ダノンキングリーに一日の長があると言って良く、そのサートゥルナーリアに対抗し得る唯一無二の決め手を発揮するにはこの上ない並びに配されたことがあげられます。

 

また、ダノンキグリーの立場からすれば、すぐ近くで徹底的にマークを受けるであろうサートゥルナーリアをみながらも、自身は漁夫の利のごとく虎視眈々と脚を溜められそうなことも本命に推せる大きな要素であります。

 

※もちろんサートゥルナーリアの近くにいる馬がみんな垂れてきて、ダノンキングリーの壁になる・・・・・・、てオチも考えられます。

 

■穴馬について

 

正直今年については、前のところで触れた2頭とヴェロックスの3頭が、戦力的にはアタマひとつ抜けていて、さらにサートゥルナーリアは、この3頭のなかでもさらに抜けている、世の中の見立て通りの勢力図にあると私も思っていて、きれいに3頭での決着もオッズが示す通りにあってしかるべきと半分くらいは見立てています。

 

それでも、やっぱり競馬というのは、「そうは問屋が卸さない」ところはあるわけで、もしくるなら、の視点で5枠の2頭、クラージュゲリエとニシノデイジーは抑えておこうと思っています。

 

両者とも東京コース、しかも速い時計のレースをすでに経験しており、クラージュゲリエは不利な展開でありがならも共同通信杯3着と格好はつけており、ニシノデイジーに至っては、不利があったとはいえヴェロックスに先着して、かつ好時計での勝利ということで、そのとき魅せた爆発力をここでも引き出すことができれば、よもやも食い込みがあっても・・・・・・、と妙味を狙ってみたい2頭です。

 

以上、ダービーなのに本当にサクっとですが、私なりの所感で明日の展望をさせていただきました。来週の安田記念にしても確実に更新できるかは相当に怪しいところですが、気がむいて時間が許せば、これからも書き続けていきますので、次にお会いできるときも、どうぞよろしくお願い致します。