hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GⅠ展望_フェブラリーステークス(2019)】夢を乗せてもいいじゃない!!

約束は破るのがお約束。

土曜日更新とかいっておきながら、結局日曜日レース当日の更新となってしまいました。

タイトルから、もう何がしたいのかはわかりきってるかと思いますが、フェブラリーステークスの展望をしてまいります。

スタミナとスピード、どちらに振れるか

前回の予想ポイントにもあげた通り、今年は昨年のようなハイペースにはメンバー構成上なりづらく、金曜日に発表された枠順からもあまり速くはならなさそうな並びとなりました。

しかし、序盤のペースは緩めだとしても、注目のインティをみれる位置にサンライズソアがおり、スタミナが武器のこの馬の出方次第では3コーナーくらいから早めにペースアップせざるを得なくなる展開が想定され、泥仕合的な底力勝負に持ち込まれることはパターンのひとつとしておさえておくべきでしょう。

またこれとは反対に、インティのスピードにサンライズソアが着いていけないことも、おうにしてあり得るパターンですので、レースの前半、どちらが主導権を取るのかは、展開を占ううえで最も重要なポイントになります。

やはり今年も差し馬有利

インティとサンライズソア、どちらが主導権を握るにせよ、このどちらかが勝つ、もしくは双方ともが馬券に絡むことはないと思われます。

それというのも、インティはサンライズソアのスタミナを。サンライズソアはインティのスピードを。それぞれ自身が不得手とする要素を早めに潰さないないといけないわけで、展開がどちらに転んでも、この2頭が余力たっぷりに直線をむかえるということはないと考えています。

なので、軸にするのはやはりこの後ろにいる差し馬。

しかも全体のペースがあまり引き上がらないことや、あまり速く走ることができない馬場状態を踏まえると、差し馬にしても極端な追い込み気質の馬ではなく、やはりポイントチェックで触れた通り、総合力タイプの差し馬を軸にはチョイスすべきでしょう。


◎ 7枠11番 コパノキッキング

ポイントチェックであげた距離、折り合い、乗り手とのコンタクト、この3つの課題はやってみないとわかりません。

しかし、枠順、並びに関してはこの馬にとってほぼ満点といえるかたちになっており、よほどの出遅れを喫しない限り、前回「他力本願的に必要」といったポジショニングにおける好走条件は満たすことができたといえます。

どこまでいっても3つの課題はあるため、決して自信満々に打てる本命ではありませんし、スタミナが必要な要素として見える化している状況で初めての距離となる馬を本命にすることは矛盾以外のなにものでもありません。

それでも!女性騎手初の偉業達成をこの馬に決め手に賭けてみたいと思います。

◯ 3枠3番 ゴールドドリーム

内枠が少しイヤですが、馬券圏内の軸としては、やはりこの馬でしょう。

力があるのは当然として、年齢を重ねたことでさまざまな融通がきくようになってきたことも今年のレースにおいてはわたりに船で、器用さと決め手、双方をバランス良く持っている点は素直に評価して良いところです。

何かに特化した馬に負けることはあっても、崩れなさならダントツの存在とみています。

▲ 8枠13番 ノンコノユメ

どこまでも使える末脚は早めの仕掛けだしが予想される展開で活きてこないわけがありません。

なのでこの馬は、前回でも触れた「何があっても追い込んでくる馬」として、アタマもある馬という位置づけです。

△ 5枠7番 サンライズノヴァ

理由はノンコノユメと同じですが、前走モーニンに寄られたことを相当イヤがっていたことを考えると、印はひとつ落とすことにしました。

△ 8枠14番 オメガパフューム

スピードよりもスタミナで勝負するタイプなため、必ずしもこの条件は良いとはいえません。

それでも先ほどから述べている通り、早め早めの勝負になるとみたからには、馬券圏内に間に合ってくる可能性は否定できず、抑えておく必要ありとしました。

☆ 1枠1番 クインズサターン

末脚の絶対量ではここまでであげた馬に劣るものの、この馬には直線の短いコースでも差し込める瞬発力と、馬群のなかからでも伸びてこられる器用さがあり、前走では初めての1400m戦でもポジショニングに進境がみられました。

「前が開けば」にはなりますが、開いたときにはこわい1頭として、穴におすすめします。

※見送った有力馬※

インティ、サンライズソア

冒頭から度々名前の出ている2頭は、見送ることにしました。

というのもインティにしろ、サンライズソアにしろ、この並び順ではやりあってしまう可能性が高いこと。

さらに、サンライズソアに関しては、実は乗りにくい馬であり、テン乗りがどうか?ということも目に見える課題としてあげられるため、ちょっとこわい気持ちがなくはないですが、思い切ってサヨナラします。


以上、今日の展望は、展開の読みと印に矛盾がある内容となってしまった部分がありましたが、この矛盾を孕みながらもどこまでコパノキッキングがやれるのか?この馬の非凡な決め手に不安よりも期待の方が少しだけ大きいと思い、競馬界初の快挙に夢を乗せてみることにしました。

来週以降も引き続き"書けるときだけ"スタイルになってしまうのですが、春のクラシックにむけた前哨戦もはじまってくることですし、この先は少しでもペースアップしていきたいところです。

それでは、また近いうちに。

一応目標としては、弥生賞の展望が次回の更新となるつもりです……。