hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

そろそろ競馬モード

皆さん、ご無沙汰しております。

ここ最近、すっかり高校野球に熱中しており、週末になっても競馬にあまり関心がいかない日々を過ごしておりました。

でも今日はその高校野球が休養日、しかもそれが札幌記念の日となれば、ブログも更新せねば!ということで、久しぶりに重賞展望をお届けしたいとおもいます。

今年はなかなかおもしろいメンバーが集まりました(つまりそれだけ難解)ので、いつもより気持ち丁寧に考察してまいりましょう。

①予想ポイント

◼️競走条件

コースは小回り、しかもローカル2000mということで、ラストの直線が短い分、スタートから1コーナーまでの直線は長い設定となります。

そのため、テンのポジション争いはそれなりに激しくなることが想定され、その分差し馬の出番はあってよいと考えられます。

しかし、Cコース初週ということを考慮すると、直線だけで勝負する馬よりもコーナーから進出することができる機動力に富んだ馬を中心視したいところです。

また、忘れてならないのは、このレースが定量戦であることで、馬のポテンシャルはそれなりに信用してよいでしょう。

◼️メンバー構成

なんと言っても先行馬が多い。

内からマルターズアポジー、マイスタイル、クロコスミア、ネオリアリズム、スティッフェリオ、アイトーンと、ハナを狙ってくる馬が多い構成となっています。

さらに、サングレーザー、マカヒキ、ゴーフォザサミット、ナイトオブナイツ、スズカデヴィアス、ミッキースワローといった終いの決め手で勝負する馬も多く、比較的極端な特長を持つ馬が多い構成となっていることがメンバー構成で、これに対し競走条件のところで触れた機動力に富んだ馬、このなかではアストラエンブレム、サクラアンプルールサウンズオブアース、モズカッチャン(場合によってはネオリアリズムも)といったところは、枠順に恵まれていなかったり、急遽の乗り替わりとなってしまったり、そもそも実力的に?だったりと、結構明確な不安要素があるため、本来なら信頼を置きたい馬に心配な点が多く、前か後ろどちらに有利に振れるかを考慮し、そのどちらかから軸馬を探す必要があるところにこのレースを予想する難しさが現れています。

◼️展開

では、前と後ろ、どちらに振れるのかを展開から読みといてまいりましょう。

前述の通り、先行馬は多いものの、実績からしてハナを叩くのはまず間違いなくマルターズアポジーと決めてよいでしょう。

しかも入った枠が1枠1番ということで、コースロスは皆無となりますし、この馬の桁違いなテンのスピードを考えると、ゆったり入ってマイペースに持ち込むタイプのマイスタイル、クロコスミア、スティッフェリオあたりが絡めるとはおもえず、絡むとすればのアイトーンにしても大外枠に追いやられていることを考えれば、マルターズアポジーが自身のペースを刻める公算は高いとみています。

対して、この後ろがどうかというと、比較的内めの枠に入ったアストラエンブレム、マカヒキあたりは中団のインを取りにいき、この外にサクラアンプルールサウンズオブアースあたり、加えてモズカッチャンが1コーナーまでの長い直線でどこまでポジションを取るか、となり、サングレーザー、スズカデヴィアス、ミッキースワローあたりは追い出しのポジションを意識しながら後方に構える形になるとおもわれます。

そして、勝負どころとなる3コーナー手前付近から、おそらく先行集団の外に構えるであろうネオリアリズムが仕掛けだし、先行馬の何頭かが脱落するところを外から差し馬が抜いていき……、となりゴールではマイペースを刻むマルターズアポジー、自ら仕掛けるネオリアリズムとこれに呼応するサクラアンプルール、モズカッチャンあたりの中団、スズカデヴィアス、ミッキースワローら後方待機組が横一線となる混戦になると予想します。

②印と買い目

それでは、私の結論を印に沿って。

いろいろと考慮すべき点が多く、難解ではありましたが、こんな形の予想としました。

◼️印

◎ 7枠13番 スズカデヴィアス

どうしても後ろからとなる馬ですが、今回は好位で立ち回る馬に不安材料が多く、少からずいるであろうタレる先行馬の不利を受けるリスクが高いことを考えると、後ろから出しきるタイプのこの馬まで順番は回ってしかるべきと考えます。

また、ここが始動戦になるGⅠ馬に対し、使ってきているという一日の長があるのもまた魅力的なところでもあります。

◯ 7枠14番 ミッキースワロー

理由としてはスズカデヴィアスと同じで、外から出しきれるであろうということが推し要素なります。

◯に留めたのは、大阪杯をみておもったのですが、2000mが少し忙しいのでは?とおもう次第です。

▲ 4枠8番 ネオリアリズム

競走条件からはタイプ的に最も信頼を置ける馬ではあります。

しかし、久々の海外帰りがどうか?というのと、道中のポジションで被る馬が多く、それでどこまで持続力を発揮できるかが不透明なところがあり、あくまでも単穴という評価にしました。

△ 1枠1番 マルターズアポジー

これは先ほどからいっている通り、先行馬が多いといえど、この馬に関しては自分のペースを刻めるてあろうことが何より。

あとは気持ち長い気がする2000mと、このメンバーでの定量戦を馬券圏内に粘れるか。

△ 5枠9番 サクラアンプルール

この馬には絶好といえるローカル小回りの2000mですが、いかんせんこの乗り替わりはどうか?

あまり乗り難しさは感じず、吉田隼人騎手にしても札幌の経験はある騎手なので、そこまで心配する必要はないかもですが、混戦に巻き込まれる心配もなきにしも……、なため、これくらいに留めるのがしかるべきかとおもいました。

△ 4枠7番 ゴーフォザサミット

本質的には広い東京あたりがベストなのは間違いありません。

しかし、個人的には青葉賞でみせたレース巧者ぶりが忘れられず、今回もあのときと同様、器用に立ち回ることがてきれば、54kgの恩恵も受け、上位に台頭するポテンシャルはあるとみており、その期待を込めて抑えてはおこうといったところです。

◼️買い目

◎のスズカデヴィアスを軸に以下、印をつけた5頭。

それにタイプ的には合うということで、モズカッチャン、差し脚の威力だけで通用するならということで、サングレーザーも加える2枚の馬券で勝負しようとおもいます。

1枚目:3連複ながし
13-1,7,8,9,14,15

2枚目:3連複フォーメーション
13-1,9,14-1,2,7,8,9,14,15

ここが復帰戦となるマカヒキはさすがにここは無理をしないとみて、また降級戦かる連勝で臨むマイスタイルは、この馬の名前通りマイスタイルを貫けないと弱さを露呈しやすいということで今回は見送りとしました。

以上、久々に書くと少し疲れますね。

来週はもう高校野球も終わっていることですし、また定期的な更新を頑張っていこうとおもっております。

秋の訪れたもチラチラと感じるようになってきましたし、そろそろ競馬モードにスイッチしていきますので、また改めてよろしくお願いいたします。

【重賞展望_函館記念(2018)】夏負けのため今日は印だけ

すみません。今週は会社の研修やらで、昨日までお仕事と、相変わらず競馬どころではない忙しさで、馬よりも先に私自身が夏負け気味であります…。

先々週につづき、今日も簡略版での更新となりますが、函館記念の印だけご紹介したいとおもいます。

◎ 4枠6番 エアアンセム
○ 3枠5番 スズカデヴィアス
▲ 6枠11番 マイネルハニー
△ 4枠4番 トリコロールブルー
△ 6枠10番 ブレスジャーニー
△ 2枠3番 サクラアンプルール
☆ 8枠15番 ゴールドサーベラス

現在函館の馬場は良発表、かつBコース替わりとなりますが、時計はそこそこに掛かっているため、決め手よりも立回りの上手さを重視した予想としました。

また、穴には▲のマイネルハニーが消耗戦を仕掛けてきたときに漁夫の利を得られるかもしれないということでゴールドサーベラスを推してみます。

以上、今日はこれまでとなります。

来週も書ける範囲でとはなりそうですが、サマーマイルシリーズの第1戦、中京記念の展望をお届けしてまいります。

【重賞展望_JDD(2018)】力の差はあれど……

障害の絶対王者オジュウチョウサンの平地挑戦、マテラスカイの日本レコード、そしていかにも夏競馬な大荒れの七夕賞と、何かと話題が豊富だった先週末の中央競馬

今日はところかわって、地方大井で行われる3歳ダートチャンピオン決定戦、ジャパンダートダービー(以下JDD)の展望をお届けします。

◆層の厚いJRA勢、ただしスキがなくは…

はじめに、JDDを予想するうえで、チェックしたいポイントは、中央勢の陣容、そしてそれに対抗しうる地方の存在があるかどうかということです。

まず中央勢の顔触れですが、2歳チャンピオンで、前走ユニコーンステークスも快勝したルヴァンスレーヴ、そのルヴァンスレーヴに土をつけたドンフォルティス、このレースと相性のよい兵庫CSを余裕のある内容で制したテイオーエナジーなど、残念ながら骨折休養となってしまったスマハマ以外、世代上位の実力馬がほぼこの舞台へと駒を進めており、非常に充実したメンバーが揃ったといえます。

そのため、全日本2歳優駿における東京ダービー馬、ハセノパイロとの力関係をみるに、質、量とも充実した中央勢の壁は厚く、申し訳ないですが地方馬の台頭はかなり難しいといえるでしょう。

ただし、いくら実力差があるといっても、ルヴァンスレーヴもそうですが、グレートタイム、オメガパフュームといったあたりは大味な競馬で勝ち上がってきており、直線が長いとはいえ、トリッキーなコーナーワークを求められる大井のコースに対応できない可能性があることは忘れてはならず、この3頭がコースに戸惑うようなことがあれば、ハーベストムーンやバイラあたりとならハセノパイロ、クリスタルシルバーで足りる可能性もあり、この東京ダービーの1、2着馬は点数を拡げるなら買い目に入れることも視野に入れてよいかもしれません。

◆ペースを握るのは?

お次はレースの展開を占って参りましょう。

実はこのレース、各馬の戦力差は比較的分かりやすいのですが、ルヴァンスレーヴにしろ、ドンフォルティスにさよ、自分でペースをつくるタイプではなく、他の中央馬もハーベストムーンくらいしかペースをつくる馬がいないため、実際のところどの馬が序盤の流れをつくるのかが見えづらいレースとなっています。

そのため、地方馬にもペースを握るチャンスはあるというわけで、そうした場合、例え先行する馬の力が弱かったにせよ、先行馬有利の大井の利を活かして……なんてことも考えうるということはアタマに入れておきたいところです。

◆それでもやっぱり

では、ここからは私の結論!

今回は印で紹介する2頭を軸とした3連複2頭軸で勝負したいとおもいます。

それでは、まずは軸の2頭の紹介から。

軸① 5枠9番 ドンフォルティス

ちょっと間隔が空いているため、勝負どころでの反応云々がどうかとなりますが、前走ルヴァンスレーヴを抑えた伏竜ステークスの内容をみるに、久々でもしっかり動けていたこと、また枠順も後ろからくると恐い存在のルヴァンスレーヴ、グレートタイムを上手く閉じ込められそうな並びになっており、自らがハナを取らないまでも、仕掛けどころでは自ら動いていける利を持っていることから、まずはこの馬を軸の1頭目とします。

軸② 8枠14番 オメガパフューム

2頭目は位置関係的にドンフォルティスが抑え込みづらい差し馬ということで、大外に入ったこの馬を推したいとおもいます。

スタートは決して褒められたものではないですが、その分終いの持続力は豊富で、強気に早めの仕掛けができれば、秘めた素質が爆発してもおかしくないでしょう。

あとは、この2頭を軸として、先手を主張するであろうハーベストムーン、力関係的には外せないルヴァンスレーヴ、自在性で勝負するテーオーシー、それぞれタイプの異なる3頭をヒモにしたいとおもいます。

なお、グレートタイムについては、ロスなく回って進路があればという形になると予想されるため、本来なら買い目には入れたいところですが、コーナーで置かれるとなかなか届かない大井が舞台では、惜しむらくも消しとしました。

以上、今日は久しぶりにまともに書いた感じでしたが、これが的中というかたちで報われればと願うばかりです。

本日はここまで、次回はいつもの通り土曜日の夜、日曜日に行われる函館記念をテーマにレースの展望をお送り致します。

【重賞展望_プロキオンS(2018)】アベコベな馬場と展開、軍配はどちらに?

春のGⅠが終わり、決して気を抜いたわけではなかったのですが、時間がないなかでの予想はどうしても精度が落ちますね。(かといってじっくり予想したのがよいとも限りませんが…。)

今週も変わらずあまり時間がないのには変わりませんが、先週に比べれば幾分マシな状態ですので、今日は明日の中京メイン、プロキオンステークスをいつもの感じで展望してまいります。

◆スプリンターにはうれしい馬場

ひとつめのポイントは馬場。

私の住む東京地方は、そこまでではないものの、西日本を中心に稀にみる豪雨に見舞われた今週の日本列島。

レースが行われる中京競馬場周辺も雨が降りつづいた週だったようで、今日は私が確認した限りでは重馬場で脚抜きのよい馬場となっていました。

そのため、今回出走が多い本質的にはスプリンターというタイプの馬にとっては、1ハロンの延長と中京コース、このふたつを克服のに求められるスタミナをあまり求められないで済むことから、適性より普通に長い距離をこなさなければならないより、幾分楽にレースができるものとおもわれます。

◆差し届いてしかるべき展開

とはいえ、今回のメンバー構成をみると、テンから飛ばしていくゴリゴリのスプリンタータイプが非常に多いメンバー構成になっているわけで、何がなんでものタイプも複数出走してきています。

つまり、そうなると当然ペースは引き上げられ、相対的に差し馬の台頭はあってしかるべきものとなります。

なので、馬場的には主導権を早々に奪えればスプリンターにも楽に対応できる状態にあるも、早々に奪うことそのものが困難なメンバー構成であるため、差し馬だけの決着になっても何らおかしくない展開も予想されることから、馬場と展開、このふたつの要素を加味して、どの馬により有利なレースとなるかを考察する一戦となることとなります。

では、ここからは私のおすすめ。

いつもの通り、◎、○、☆の3頭を紹介します。

◎ 5枠8番 ドライヴナイト

久々だった前走は逃げて4着と、イマイチ粘りきれなかった内容でしたが、本来この馬は逃げなくてもよい馬で、意図してか、せずかは別として、差しても格好はつけられる点は、先行か差し、どちらに有利に振れるかがわかりづらいここでは頼もしいポイントとなります。

まだオープンでの経験は浅い馬ですが、その分順調な出世を遂げているということで、ここはその順調さを考慮し、本命に推したいとおもいます。

○ 5枠7番 キングズガード

パッとみた感じ、今回はスプリント系の先行馬が多く、差し・追い込みの馬を有力視するのが妥当で、なかでもコース実績やこれまでの戦績からこの馬を最上位に置くのが賢明なところかとおもいます。

しかし、脚抜きのいい馬場で、前が止まりづらくなりそうなこと、またこの馬自身いい脚を持っているとはいえ、ノンコノユメサンライズノヴァ、カフジテイクあたりと比較すると、そこまで絶対的な威力はないということで、○評価としました。

☆ 7枠12番 ブラゾンドゥリス

前走こそOP特別で惨敗してしまいましたが、1600mはこの馬に長く、直線で上手く出せなかった展開のアヤによる負けであるとみてもいいため、ここは適距離の1400mになって巻き返しがあってもおかしくありません。

しかも運よく外枠を引けたため、無理にスプリント系の馬に付き合う必要はなく、差す競馬もできるとあり、マイペースに運んで一発というシーンがあるやもしれません。

以下、この他の印です。

▲ 8枠13番 マテラスカイ
△ 3枠3番 ウインムート
△ 2枠2番 ドリームキラリ

格でいうところの最上位にあるインカンテーションは、持続力だけなら大丈夫だとはおもいますが、馬場とこのメンバー構成から、追走力でやや乏しいとみていて、ポジションがあまりに後ろになると、そこまで鋭い差し脚があるわけではないため、今回は見劣りということにしました。

以上、今日もあっさり気味な内容となってしまいましたが、多くいる先行馬の序盤の攻防がどうなるのか、ここが最初にして最大のポイントになるでしょうから、スタートから、というかスタートには最も注目したいところです。

それでは、最近平日が滅法忙しく、更新すらできるかどうかですが、更新ができれば、火曜日の夜にジャパンダートダービーの展望をお届けしたいとおもいます。

【重賞展望_ラジオNIKKEI賞(2018)】すみません、今日は簡易版です。

今週は平日、休日ともかなりタイトな予定でして、ブログの構成がまったくできておりません…。

なので非常に心苦しいところではありますが、更新だけはちゃんとしよう!ということで、今日は展望をお届けする予定だった明日の福島メイン、ラジオNIKKEI賞のおすすめ3頭のみのご紹介となります。

おすすめ①
3枠3番 キューグレーダー

舞台は小回り福島の1800mということで、直線は短く、開幕週の馬場も考慮したとき、基本的には前めにつけれる馬を買いたいところです。

しかし、今回に関しては、先行馬がかなり多いメンバー構成となっており、かなり熾烈な先行争いが繰り広げられることが予想されるため、差し馬が有利とみています。

それでも、やはり基本は先行有利の条件ということで、機動力があり、ポジショニングも上手そうなこの馬を本命候補としておすすめします。

おすすめ②
7枠10番 イェット

この枠なので、正攻法で外をまわることになるとおもいますが、先行馬の多いメンバー構成のなかで最後の直線は内がつまるということも考えられます。

そのため、多少のロスはあっても長く脚が使えるこの馬が、外からしぶとく伸びてくるパターンを想定しておいてもよいでしょう。

おすすめ③
8枠13番 グレンガリ

理由はイェットとほぼ同じですが、この馬はどちらかといえば先行タイプで、かつ逃げなくていいということから、外めの邪魔をされないところでマイペースに進める可能性はあるため、しれっと馬券に絡むことも考えられるでしょう。

いつも読んでいただいている方には申し訳ない限りですが、今日はこれでおしまいとさせていただきます。

来週もかなり忙しそうな感じなので、ちゃんと書けるかは曖昧ですが、できる限りがんばりたいとおもいますのでどうぞよろしくお願いします。

テーマは中京のメイン、プロキオンステークスとする予定です。

【重賞展望_帝王賞(2018)】チャレンジ企画!3連複1点勝負!!in 帝王賞

宝塚記念はミッキーロケットが見事、悲願のGⅠタイトルを手にしました。

馬券の方は残念な結果となってしまいましたが、和田騎手の渾身の騎乗にはグッとくるものがあり、先日天国へと旅立ったテイエムオペラオーへのこれとない餞となったことでしょう。

しかし!やはり馬券が当たってナンボなところは少なからずある「いち競馬バカ」としては、このままじゃ2018年の上半期は終われません。

そんなわけで今日は、今夜行われるダートの大一番、帝王賞のレース展望として、このレースを3連複1点であててやろうじゃないか!という企画をやってみたいとおもいます。

◆馬券の対象となりうるのは?

交流重賞の予想でまずはじめにやること、それは中央馬に対抗できる地方馬がいるのかどうかです。

ですが、今回に関しては、というかいつもの通り、昨年のJDDの覇者ヒガシウィルウィン、地方転厩後破竹の勢いで連勝をつづけるリッカルドがいるといえど、ここは中央馬だけの勝負とみてまず問題ないでしょう。

さらに出走を予定している中央馬7頭にしても、アウォーディーは衰えが顕在化するなか、乗り難しいキャラに拍車がかかっていること、オールブラッシュは単純にこのメンバーだと力関係的にとうか?ということで、残った5頭が馬券の対象となるものと考えます。

◆5頭の良し悪し

次に馬券の対象となりえる5頭を馬番の順にみてまいります。

2枠2番 ケイティブレイブ

この路線における安定感はピカイチ。

しかし、今回は枠順が微妙で、外からフタをされるリスクが高く、これを避けるにはテンで脚を使わざるを得ない。

持ち前のスタミナが、どこまで活きるかがカギ。

3枠4番 ゴールドドリーム

確かに持っているスペックそのものは超一級。

それに東京専用機かと思いきや、チャンピオンズカップや前走のパフォーマンスがあるように、コーナー4つの競馬にもそれなりに対応できているのは○。

あとは本質的に距離が長いのをどうカバーするか。

3枠5番 テイエムジンソク

距離、初めての地方、初めてのナイター、鞍上の地方経験の少なさと、不確定要素はこのなかで最もはっきりとしており、これらがすべて裏目にでることも考えられます。

しかし、この不確定要素がすべて杞憂に終われば、枠順や脚質的には期待を添えたい存在ではあります。

5枠9番 アポロケンタッキー

気で走るタイプなのか、イマイチ走りどころが掴めない難しいキャラ。

でも今回は内で包まれることはまずなさそうで、自分から仕掛けにいけそうな展開にはなりそう。

あとは本当に気分次第。

6枠10番 サウンドトゥルー

ここ最近は着順こそ落とし気味なものの、脚の衰えはあまり感じず、依然堅実な差し脚は健在。

かつ今回の枠順は追い出しに苦労することが無さそうなのもプラス材料だとおもいます。

それでも、着順を落としているのはたしかで、相手関係的に強い馬が揃ったここでも差して4着とかは十分にありえるでしょう。

◆各馬一長一短、厳選の3頭はこちら!!

では、馬券の対象とした5頭から、3連複1点勝負の買い目に入れる馬をご紹介します。

結論はこちら!

1頭目:1枠2番 ケイティブレイブ

枠順、並びに恵まれていないとはいえ、ある程度テンで脚を使っても持ちこたえられるだけのスタミナは有しており、何といってもこの舞台における経験値は折り紙つき。

馬券圏内の可能性は一番高いとみて、この馬を買い目に入れることは最初に決まりました。

2頭目:5枠9番 アポロケンタッキー

スタートを決めなければいけませんが、ケイティブレイブテイエムジンソク、オールブラッシュあたりが引っ張る展開のなか、これをすぐ後ろの外からみれる位置が確保しやすい並びにあり、同じく先行馬の後ろから競馬をするであろうゴールドドリームアウォーディーにフタしながら常に先々に進路をしやすいことが決め手。

これさえできれば、こちもスタミナには定評があるだけに、勝ちきるところまで想定できるでしょう。

3頭目:6枠10番 サウンドトゥルー

差して4着の可能性は否めません。

しかし、2頭目にあげたアポロケンタッキーが私のもくろみ通りの走りをすれば、内で窮屈になりエンジンがかかりきらないゴールドドリームアウォーディーを尻目に外から豪快に差してくるだけの脚はあるだけに、枠順にも恵まれたここは信頼してよい存在といえます。

以上、今夜はこの3頭の3連複1点で勝負をしたいとおもいます。

個人的には上半期最後の競馬となるでしょうから、きっちり仕留めて週末からの下半期に弾みをつけたいところです。

それでは、また週末の中央競馬の重賞展望でお会いしましょう。

次回は3歳馬同士なのになぜかハンデ戦日曜福島メインのラジオNIKKEI賞を展望してまいります。

【重賞展望_宝塚記念(2018)】基本的には底力比べ、真っ向勝負か、間隙を縫うか

さて、明日はいよいよ春のグランプリ、宝塚記念です!

今日は特にネタもありませんので早速、レースの展望へと入ってまいりましょう。

◆力は要れどスピードが死ぬわけでは…

まずは気になる馬場状態。

今日の阪神地方はお昼の競馬中継が始まる頃は良発表だったものの、そこから降り始めたまとまった雨により稍重→重と悪化していき、時計もそれに乗じて掛かるようになっていきました。

しかし、メインレースの頃には既にその雨はほぼ上がっており、このあとも雨の予報はないことから、明日晴れはしなくても稍重、場合によっては良まで戻ることも想定できる状況といえるかとおもいます。

なので、前回のポイントチェックで触れた良馬場の方がより良い馬の出番もそこそこあると考えてよく、先週までの超高速とはいかないまでも、それなりの時計はでる馬場で、展開によってはスピードが活きるレースにもなりうるという視座を持っておくこととします。

◆展開的にはロングスパート戦

次はレースの展開を占ってまいります。

ハナを叩くのはまず間違いなくサイモンラムセスとみて問題ないとおもわれますが、この馬が入った枠が6枠11番。

対してこの内には、ノーブルマーズ、サトノダイヤモンド、ミッキーロケット、パフォーマプロミス、ダンビュライトとハナはいらなくとも好位の一角を取りたい馬が多く、これらの馬による番手~3列目あたりのポジション争いが激しくなることが予想されるため、サイモンラムセスがハナを取りきるまでにはかなりの時間と距離を要しそうで、序盤はそれなりにタイトなラップが刻まれることが想定されます。

さらに、この序盤のポジション争いには参加しないながらも、長い追い比べに持ち込みたいサトノクラウンや、キセキがテンの争いに参加しないだけでなく、巻き込まれる心配も少ない枠に入ったため、中団前後までにいる馬にとっては向こう正面でようやく流れが落ち着いたと思っても、今度は後ろからペースアップを強要されるかなりタフなレースを強いられることとなり、こんな泥仕合的な展開をしぶとく生き抜くか、あえてこの過酷な流れを対岸の火事とし、間隙を縫って終いに賭けるか、このどちらにより優位にレースが展開されるかを読むことが的中に向けたポイントとなることでしょう。

では、ここからは私の見解を印にそってご紹介します。

◎ 5枠10番 ヴィブロス

距離の不安があるため、欲をいえばもう少し内の枠が欲しいところでしたが、序盤のポジション争いに巻き込まれないことを考えれば、かえって調度いいくらいかもしれません。

それに、昨年のシュヴァルグランでの謎の逃走劇以来、久しぶりに大魔人 佐々木氏の馬に騎乗できる福永騎手のことを考えれば、ヘタに激しい流れに身を置くことは考えられず、この馬の高い瞬発力を引き出すことに専念するはずで、ドバイターフ府中牝馬ステークスをみてもわかる通り極端でなければ道悪もこなせることから、ここはこの馬がタフな流れの間隙を突くとみて本命としました。

○ 8枠16番 キセキ

これは私的な見解ですが、この馬は長くいい脚をブレーキを踏まず使えるかどうかが、好走できるか否かの分水嶺で、基本的には広い東京や阪神であれば外回りの方が適性的には向いているとおもわれます。

しかし、今回は内回りといえど、自分のペースを刻むには持ってこいの大外枠を引き当てられたことは大きく、とにかく早めから出しきる競馬ができれば、十分に好走圏内にある1頭だといえます。

あとは、状態面でどこまでやれるか、ここの確証の差で評価は○までとしました。

☆ 8枠15番 ゼーヴィント

この馬もヴィブロス同様、距離に若干の不安があること、さらに外外を回されるリスクはあるものの、本来的に小回りコースでの機動力、持続力では高い能力を有しており、自分で好きなポジションを選べると考えればこの枠が必ずしも悪いことだけとは言いきれません。

そのため、どこまでやれるのかは非常によみづらいところではあるのですが、不気味さはあるということで、穴にはこの馬を据えたといったところです。

紹介はここまで、この他の印は以下となります。

▲ 2枠3番 サトノダイヤモンド
△ 2枠4番 ミッキーロケット
△ 4枠8番 ダンビュライト
△ 4枠7番 パフォーマプロミス

何だか枠連には持ってこいな馬番の構成ですが、▲△にはある程度ポジションを取るなかでもしぶとく生き抜けるだけの底力を持った馬、そのなかでも58kgの経験がある馬を上に取っています。

以上、今日はここまで。

正直馬場だけは明日になってみないと何ともいえないところはあり、それ次第では印が変わることがなきにしもあらずですが、今時点でのそれなりに馬場が回復する前提の予想として、ご参考にしていただければでございます。

それでは、次回はダートの上半期総決算、帝王賞の展望を週明け火曜日の夜にお届け致しますので、平日でお忙しいなかとは存じますが、がんばって一緒に競馬を楽しみましょう!

今日もお読みいただきありがとうございました。