hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【重賞展望_東海S(2018)】軸は信頼、相手は広め

本日よりこちら、はてなブログさんにて、本格的な更新を始めさせていただきますhanakota horse club です。

今日は、その記念すべき第一回目として、来月に行われるGⅠ フェブラリーステークスに向けた前哨戦の一つ、東海ステークスの展望をお届けしますので、皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

◆本当にフェブラリーステークスへ行きたいのは?

まず出走メンバー見ての所感から。

先ほど、フェブラリーステークスの前哨戦と言いはしたものの、本当にフェブラリーステークスへ行きたい馬はどれくらいいるのでしょう?

おそらく、明確にそこを狙っているのは、はテイエムジンソクただ1頭で、勝って優先出走権を得られたとしても、フェブラリーステークスには進まないのでは?という雰囲気のメンバー構成。

その上、単純な力関係でも、現在の人気が示す通り、テイエムジンソクが抜けた存在であることから、この他の馬にとっては着を拾っての賞金加算に重きを置く陣営も多いのでは?という見方で予想をしていこうと思います。

テイエムジンソクと、どう付き合うか

もちろん、展開の上でもテイエムジンソクが中心となることに依存はないでしょう。

ここからは、そのテイエムジンソクを中心とする展開が、どんな展開なのかを占って参ります。

テイエムジンソクが入った枠は、4枠8番。

並びとしては、絡まれたらちょっと嫌だったであろうサルサディオーネが自分より内側。同型のディアレルレイにしても、最もマークを受けやすいすぐ外側の隣に入ったとはいえ、ディアレルレイの側から見て、能力的にマークをしても返り討ちに合う確率の方が高いことを考えると、サルサディオーネを行かせた上で、それを見るようにテイエムジンソクが番手。

ディアレルレイに関してはその後ろ、もしくはサルサディオーネと一緒に先頭でレースをするものと思われます。

そして、この他の馬はどうなのかというと、テイエムジンソクを境に、内の馬は基本3頭の後ろで集団を形成。

外の馬はタイプ的にも追い込み気質の馬が多いことから、序盤はゆったり、終いに向け脚を溜めながらのレースになると思われます。

つまり、圧倒的なスピードを持つテイエムジンソクに対し、下手に'なし'をつけに行くことで自滅するよりも、自分の競馬に徹する馬が多いと見ており、自身の持つ特長をより出せた馬が好走するレースになると思われます。

◆ちょっと、揺るがないかな…

では、ここからは私のおすすめ。

先だってアップしている印*に沿って、3頭紹介します。

印の定義

◎ 勝つ、最低でも連は外さないと思う馬
○ ◎を軸とするなら、必ず買うべき相手筆頭の馬
☆ ◎、○より信頼はできないが、一発を秘めた穴馬

◎ 4枠8番 テイエムジンソク

もはや、言うことはないと思いますが、今回に関しては相手関係、枠順・並び、展開と、どれを取っても死角がなく、自身が何かしらの不調を来すことがない限りはテッパンと見て大丈夫でしょう。

また、もし負けるにしても、ディアレルレイあたりに執拗に絡まれ…ということになると思いますが、さすがに馬券圏内を外すことはないと思っていいでしょう。

○ 1枠1番 ローズプリンスダム

テイエムジンソクが最も恐れる展開。

それは、早めから押し上げられ、終いに長い追い比べをさせられることとなります。

しかし、先ほどから述べている通り、あらゆる面においてテイエムジンソクの思い描くレースになる可能性が高い今回においては、外を回してくる追い込み系の馬は脚を余す可能性が高く、差して好走するならロスなく内を立ち回る必要があると見ています。

そこで浮上するのが、このローズプリンスダム。

前走チャンピオンズカップでは、GⅠの厚く高い壁に阻まれはしたものの、世代のトップレベルで研鑽を積んだ経験は、テイエムジンソクの他は何が来てもおかしくない混戦でこそ活きてくると思います。

包まれる不安はあるものの、そこは強気の騎乗がウリの木幡巧也騎手。必ずや馬群をこじ開けてきてくれると期待を込め、○評価とします。

☆ 2枠4番 サルサディオーネ

先ほどからちょこちょこ名前が出てきているこの馬。

繰り返しになりますが、テイエムジンソクが望む後ろに脚を使わせない競馬になるのであれば、このサルサディオーネにできる限り先頭に居続けて欲しいわけで、単純にバテさえしなければ、'可愛がって'もらえる可能性はあると思っています。

なので、多少無理をしてでも何が何でもハナを取りきること!それができさえすれば、波乱の立役者となるやもしれません。

おすすめとしては上記3頭。以下、有力どころ中心に何頭か一言ずつ。

・シャイニービーム、モルトベーネ、コスモカナディアン

この3頭はローズプリンスダム同様の理由で、好走する可能性アリ。全部抑えてもいいでしょう。

・ディアレルレイ

どこのポジションを取るかがポイント。立回り次第では有力馬ですが、中途半端な競馬になると…。

・オールマンリバー

東京マイルで良績があるように、ある程度ポジションを取った上での長い脚は魅力的。

ただしちょっと外に入った感もあり、終始外々だとスタミナが心配…。

・ドラゴンバローズ、クイーンズサターン

完全に展開待ち。先行する3頭の後ろの集団が潰れれば、出番はあると思います。

以上、ここまでが東海ステークスの展望となります。

もう終始言っていますが、今回に関してはテイエムジンソクの一人舞台となっても不思議ない反面、他は何が来てもまったくおかしくないメンツ。

軸は信頼し、相手は広く抑えることをおすすめしたいと思います。

《おまけ》

今日は記念すべき第一回ですし、「今週のメインってこっちじゃね?」というのもあるかと思いますので、中山メイン、AJCCからもおすすめを1頭、紹介します。

おすすめ 2枠2番 トミケンスラーヴァ

このレースは正直、上位5頭の決着でまず間違いと思います。

それでも『競馬に絶対はない』ということで、上位陣が揃って盆走するなら、ということでこの馬をチョイスしました。

と言うのも、前走万葉ステークスが少頭数とはいえ、出入りの激しいレースでタフさを求められる中、力強く踏ん張った頑張りを素直に評価しているからで、今回も比較的先行タイプが多く、かなりのタフさを求められることが予想され、また、上位勢にはゴールドアクター始め休み明けの馬も多いことから、前走での経験が一日の長となることも考えられるかと思います。

《さらに!》

東海ステークスの展望書いていて、ちょっとその副産物的な感じではあるんですが、今日は、はてなブログ版最初の特別企画もございますので、そちらの方も併せて読んでいただければでございます。

http://hanakota.hatenadiary.jp/entry/2018/01/20/210538

それでは、とりとめもなくパンパンの内容になってしまいましたが、来週からは通常営業。

場所を東京に移した開幕週の日曜メイン、根岸ステークスの展望をお届けしますので、来週もどうぞよろしくお願い申し上げます。