hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GI フェブラリーS】“激流”と“アヤ”の分水嶺

マジで……、超難解……。

 

ホントはそこまで書くつもりもなかったんですが(がんばれよ!と自分に言いたいところですが)、一旦現状の整理の意味も込め、それに何より!明日は東京ダート*のフェブラリーS!!


まだ絶賛悩み中……!ですが、東京は夜の1時前、いま時点でのヨミをつらつら……、と綴ってみたいと思います。

 

 *私の東京ダートへの並々ならぬ想いは、こちらをご覧くださいませ。

hanakota.hatenadiary.jp

 

明日になって「全然違うじゃん!」な予想になってるかも?wですが、悩みどころくらいは共有できると思いますので、ひとつの見解として「こんなんもある」ってことで!最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

“激流”は不可避?ながら……

 

もう単刀直入に悩みどころを言ってしまいますが、何にそんな悩んでるの?というと、ズバリ!展開と馬場となります!

 

まず、展開については、今回すごく偏った枠順の並びになっていて、1枠1番のエアアルマスから3枠6番のアルクトスまで、さらに1頭空けて4枠8番のワイドファラオまで、ここまでの馬はどれも徹底先行型、もしくは揉まれたくない系の馬が見事に密集しています。

 

なので、普通にこの馬たちが“自分のかたち”にこだわるのであれば、ハイペースは必至。距離に不安のある馬や揉まれてしまう馬がラストの直線では馬群に沈む差し・追い込み決着になるというのが“普通に”考える結論となり、東京コースでの差し脚比べに強い9番 サンライズノヴァや、7番 ワンダーリーデルあたりが絶好のねらい目!となります。

 

が、しかし!土曜日の競馬をみていると、そこまでペースが速くないというのはあるにせよ、完全に先行馬天国となっており、史上何番目?かの高配当となったレースにしてもダート1400mでの人気薄の逃げ切りでした。

 

おそらく馬場がこうなっている理由としては、先週月曜日にまとまった雨があったとはいえ、すでにパサパサの良という脚元になっていて、ただでさえ「速く走る」ことができないのに加え、結構な風も吹いており、これが直線勝負の馬には向かない条件を生んでいたものと思われます。

 

つまり、考え得る展開は差し・追い込み有利なのに、馬場は完全に前有利ということで、それこそ“激流”にでもならない限り、内めに密集した馬のどれかは残ってしかるべきなのでは……、というのがレース予想の難解さを極める要因となっているわけで、メンバー構成、枠順の並び、想定される展開からは差し有利とみてはいるものの!差しがまったく!に近い馬場状態からは、ちょっとした“アヤ”で何かが残ることも考慮しなければならず……、いま競馬エイト 土曜版を真っ赤にしながらこれを書いているという次第です。

 

“アヤ”で残るとしたら……

 

何かの“アヤ”が働くとしたら、それはどんな“アヤ”なのか?

 

これはもうお察しの通り、ペースが落ちたときとなります。

 

でもそれってあり得るの?とお思いになるかと存じますが、ひとつだけ、この馬が先手を取ったときにはスローまではないにせよ、平均ペースくらいにはなってしまう……、その可能性を秘めた馬が1頭がいます。

 

それが、4枠8番のワイドファラオです。

 

というのも、この馬。自身が快勝した3歳時のユニコーンSや、昨年のかしわ記念をご覧になれば一目瞭然。フライングですか?というぐらいのロケットスタートを切るときがあり、しかもスタートには定評のある福永騎手がずっと騎乗して手の内に入れているときています。

 

そうなると、1~6番に入った徹底先行タイプ、しかもヘリオスやサクセスエナジーといったスプリント系の先行馬よりも速い出脚を以って、すんなりハナを取り切ってしまうことも考えられ、さすがにいまの馬場状態であっても、大箱の東京コースにおいて3~4コーナーから仕掛けるようなことはあり得ない、とくれば、ワイドファラオが淡々と刻むペースで、馬場を味方に前残り決着……!というのは、考えておかなければならない“アヤ”なのかな、といったところです。

 

ワイドファラオにある一抹の……

 

では、一旦の私の結論として、ここからは印に沿って期待している馬を1頭ずつ紹介していきます。

 

◎ 5枠9番 サンライズノヴァ

 

仮に“アヤ”によってワイドファラオの展開になったとしても、そもそもワイドファラオがスローに落とすタイプではなく、ある程度は速い流れになること。それにワイドファラオがここ近走福永騎手の大好きな“控える競馬”をやっていることに一抹の不安はあり、やっぱりこの馬におあつらえ向きな“激流”になる可能性の方が高いと思います。

 

それに繰り返しになりますが、ワイドファラオが逃げてもスローはまずないこと。これら諸々を踏まえると、馬場が多少向かずともサンライズノヴァの持つ末脚の絶対量で何とかなるのではないでしょうか。

 

さすがにアタマ固定はここまで書いてきたことから難しいですが、東京のマイルであれば、馬券の軸としては信頼に足る存在であると信じ、この馬から入りたいと思います。

 

〇 4枠7番 ワンダーリーデル

 

◎をサンライズノヴァにするのであれば、同型のこの馬だって買わないわけにはいきません。なので、◎との差は単純に末脚の絶対量、すなわち決め手の強さで劣るということで対抗評価としました。

 

▲ 2枠3番 カフェファラオ

 

正直、入っちゃったか~、というのが感想で、身体能力的には◎〇よりも上とみているものの、揉まれたときのレースぶりからは、それこそルメール騎手の神騎乗!でもない限りしんどい枠・並びになってしまったなあ、という評価。

 

それでも、そもそも馬も成長していて、先行馬群のすぐ後ろあたりでキチッと競馬をされたら……、突き抜けたって何の不思議もないザ・単穴!といったところです。

 

△ 7枠13番 ソリストサンダー

 

前々走の武蔵野ステークスは、強くなってるし怖いな~、なんて思ってたら、バッチリ!こられたわけで、揉まれる心配のないこの枠であれば力は出しやすく、◎〇にはないポジショニングの良さと、そこからのひと脚もあり、いまの充実ぶりから△の1番手としました。

 

△ 8枠16番 レッドルゼル

 

巷でも言われているように、私もこの馬には距離の不安が明確にあると思っていて、差しが利きづらい、短いスパンで速く走りづらい、すなわち力の要る良馬場となれば、追走したらバテるのは見え見え、控えたとしても◎や〇のように息の長い末脚があるわけではなく……、条件的には結構厳しいとみています。

 

でも、なぜ△を付けたのかと言うと、ワイドファラオが引っ張る流れくらいに落ち着き、ポジションを自由に選択できるこの枠なのであれば、前走のような瞬発力を引き出せる状況にはなるわけなので、ワイドファラオとセットで抑えておこうという感じです。

 

△ 5枠10番 エアスピネル

 

理想を言えばもっとスピードが活きる馬場であれば良かったのですが、マイルまでの距離なら武蔵野ステークスでも奮闘してくれたように、ある程度のポジションから持続力を活かし、さらに差しが利きづらい馬場の恩恵も込みで、来てくれてたらオイシイ馬として△を付けました。

 

★ 4枠8番 ワイドファラオ

 

理由はもう散々書いてきたので割愛しますが、先行馬のなかで唯一何にも邪魔されず行ききるだけの出脚の良さを買い、お察しの通り!穴(★)にはこの馬を持ってきます。

 

+1 (ちょい足し)1枠1番 エアアルマス

 

ちょっと印打ちすぎ?な感もあるのですが、実は今回のレースでかなり期待していた1頭で、ホントに揉まれさえしなければ!地力はまだまだ健在だと思います。

 

今回は控えるなんてコメントもあったので、昨秋のGⅠでも魅せた松山騎手の後方一気がもしかして……?というのもあるかと思い、細江さんの“ちょい足し”的にちょい足ししますwww

 

消した(いまのところ)馬について

 

少しだけ、消した(いまのところ)馬について書いておきます。

 

1枠2番 インティ

 

外枠なら……、ちょっと怖いと思ってはいましたが、何だか辞めちゃうのも以前より辞めちゃう感じが強く、この枠・並びなら割と自信を持って消しました。

 

3枠6番 アルクトス

 

根岸Sの内容だけみれば、ザ・次は買い!なんですが、やっぱりこの馬は前にいってナンボ、かつマイペースでないと、終いに脚を残せないタイプであるため、絶好のポジション、だけど差される……、の典型になのかな?と。

 

7枠14番 オーヴェルニュ

 

距離自体が短くなるのは〇。それにスピードもなくはないものの、器用であるがゆえに絶対的な決め手がなく、前で粘るにせよ、後ろから差すにせよ、どちらにしてもコレ!という武器がないのはこの舞台では評価できない。

 

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てなわけで今日は何とも歯切れのわるーい感じの投稿になってしまいましたが、この難しさを少しは共感していただけましたでしょうか。

 

ぶっちゃけ「消した馬」でも買う可能性はありますし、これらも含めて全部買う可能性もありありですが、とりあえずサンライズノヴァからの3連複は手広く買う予定でいます。が、現在日付変わって午前1時前!まだまだ悩んで本番に臨みたいところです!

 

最後になりましたが、今年も不定期にチマチマと書いていきたいと思いますので、2021年もどうぞよろしくお願い申し上げます。