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中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

<重賞プレビュー_ジャパンカップ(2018)>こんなジャパンカップはイヤだ!

早いもので今週は2018年最後の府中開催。そういえば、去年はシュヴァルグランの強さ、というかボウマン騎手の手綱捌きに度肝を抜かれたなあ……、なんて思い出に浸ってるわけですが、今年も時を同じくして、ジャパンカップがやってきます。

が、なかなかテンションが上がらないんでよねぇ。

それもこれも、あの怪物牝馬の"せい"なわけですが、今日は毎年「ああでもない」「こうでもない」といわれるジャパンカップを、さらに今年ならではの愚痴っぽいことを交え、『こんなジャパンカップはイヤだ!』と題し予習してまいります。

外国馬の参戦が2頭

かれこれジャパンカップで外国馬が馬券に絡んだのは2006年(だったような気がします)のコンデュイットを最後に早12年。

以来、掲示板くらいにはちょくちょく顔を出すものの、馬券圏内はおろか、それを期待される馬もほとんどいないような状況となっており、「日本のチャンピオンコースで行われる、日本馬による古馬の頂上決戦のひとつ」となって久しい状況です。

それでも、毎年4~5頭は外国馬の参戦はあったわけで、かたちのうえでは国際競走たるべき、体は保っていたといえます。

しかしながら今年参戦を決めた外国馬はたったの2頭。ついに質だけでなく、数も揃わなくなってしまったわけですから、これでは外国馬にも門戸が開かれている他のGⅠと何ら変わらず、いよいよ「ジャパンカップ」の名を冠することすら憚られる「府中記念」ともいうべき、ただ賞金がやたら高い国内GⅠになり下がったといえるでしょう。

大体ミルコかルメール

今年出走を予定している日本馬11頭のうち、GⅠ馬は7頭、合計で10個のGⅠタイトルを獲得しているのですが、実にこの内の8個までがミルコ騎手かルメール騎手、さらに残りの2個にしても他の外国人ジョッキーによる勝利となっています。

つまり、どの馬についてもメイチのときは「大体ミルコかルメールか」なわけで、彼らが選んでいない馬は、彼らが選んだ馬に勝てる公算は低いということが手に取るようにわかってしまい、彼らが乗るか乗らないか、その取捨に悩むような馬(レイデオロはその典型)は、そもそも登録すらしていない、何とも予想のしがいのないメンバー構成。

これじゃあ、ジャパンカップでなくてもちょっとヤル気が失せますよね……。

他にもミルコとルメールの馬て、ほぼほぼ社台だよね?とかツラツラと書けばそれこそ"キリ"がありませんが、あのジェンティルドンナ以来の3歳牝馬による牝馬三冠+ジャパンカップ制覇をこの目で見届けられるチャンスであることに変わりはありませんので、もうそこだけを楽しみに今週も府中へ馳せ参じる予定でいます。

今日は完全に愚痴回となってしまいましたが、次回、週末の展望では、しっかりとレースの中身を考察し、アーモンドアイの快挙達成がどれほど現実的なのかを検証してまいります。

最後に、なんでマイルチャンピオンシップの展望は書けないでこれは書けるのか?それは予め書いていたからです(^-^;

このあたりはあしからずでお願い致します。