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中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

<重賞展望_新潟記念(2018)>ポイントはパワー&スタミナ!

さて、早いもので今日から9月。

皆さん、今年の夏はどんな夏でしたか?

私はというと、ブログの方はちょっと休みがちになってしまいましたが、夏のローカル開催最終週ということで、夏の終わりの風物詩、新潟記念を展望してまいります。

それでは、前回の札幌記念同様、予想ポイントをひとつずつ洗うスタイルではじめさせていただきます。

◼️競走条件

国内では唯一となるワンターンの2000m。

そのためコースに占める直線部分の割合が多く、さらに基本的には平坦、かつ野芝100%のコースであることから、時計は速くなりがちで、東京競馬場より長い直線を有していながらも、追い込みに過度な期待は寄せられないコースとなります。

◼️天候・馬場状態

しかし、今回に関しては週中から降りつづく雨の影響が大きく出ており、先週時点で各馬直線は馬場が荒れていない外に進路を求めていました。

この傾向は明日も引きつづくと考えてしまうよく、さらに馬場の外側もキレイとはいいづらい状態になることを見越せば、平坦でも長い直線は、良馬場のときとは一変、底力が問われる馬場へと変貌を遂げるとみています。

◼️メンバー構成

登録時点ではフルゲート近い出走予定馬がいたものの、3歳世代を代表する1頭、ブラストワンピースの存在があるからか、最終的には13頭と、比較的落ち着いた印象を持つ頭数になりました。

それに、徹底した先行タイプもマイネルの2頭にセダブリランデスがここに加わるか?といったところで、これまた少ない頭数らしく緩いペースになりそうな構成であります。

◼️展開

ですが、ひとつ忘れてならないのがマイネルミラノがいること。

最近は年齢による衰えか、先行力には翳りがみえるものの、終いの決め手のなさを道中かなり早いタイミングから仕掛けていく戦法を取っており、ただでさえ先行する馬はペースを乱されることが予想され、そこにより一層の持続力が求められる馬場状態となれば、後方で脚を溜める差し・追い込み馬。

なかでも道悪を苦にしないパワーとスタミナのある馬に有利なレースとなることでしょう。

◼️印

では、ポイントを整理したところで印とまいりましょう。

繰りかえしになりますが、今回はパワーとスタミナを重視しています。

◎ 6枠8番 ストーンウェア

元々はマイルあたりを走っており、そのときは道悪での成績もあまり奮っていません。

しかしながら、注目したいのは3走前の福島民放杯で、このときも後方から最も長く脚を使い3着に食い込んできており、スタミナ面の裏づけはてきるほか、進路を確保しやすいであろう外枠もプラス材料。

瞬発力に特化した戦いでは部が悪いかもしれませんが、ハンデ的にも魅力あるここは狙い目だとおもいます。

◯ 4枠5番 メートルダール

決め手においてはメンバー随一であり、馬場が重たい時期の中日新聞杯を制していることを踏まえても評価はしないわけにはいきません。

それでも本命にしなかった理由は、明確な実績がある分、ハンデは背負うこと、それに道悪にどこまで対応てきるかが不透明な部分にあります。

▲ 1枠1番 ブラストワンピース

このレベルの馬が54kgで出走できるわけですから、普通に考えればいま時点でのオッズは当然といえますが、これもメートルダール同様渋った馬場でどうかと、500kgをはるかに超える大型馬でマークもきつくなるなか、この枠で立ち回ることができるかは不安であり、あっさり勝っても……、とおもいつつ単穴の評価に留めます。

△ 7枠10番 グリュイエール

今回同様道悪だったエプソムカップしかり、長期休養明けは順調なグリュイエール。

しかもエプソムカップより1kg斤量が減ることもまた魅力的。

それでも、これまでに名前をあげた馬に対し、ポジション的には守勢にまわることが予想されるため、最後に抜かれて馬券圏内を外すということは考慮すべきでしょう。

△ 5枠6番 メドウラーク

道悪適性については言うことなし!

けど、それゆえに七夕賞を勝ったことで背負わされるので、まあ買いはするけどこんなもんってところ。

☆ 4枠4番 ショウナンバッハ

今回穴に推すのはこの馬!

もとは2400m路線を使ってるようにスタミナも十分であること、道悪の影響で脚の速さよりも長さを求められることが予想されること。

さらにかつてはジャパンCで4着に入った実績がありながら53kgで出走できるのもチャンスといえばチャンス!

夏を締めくくる高配当に使者になるやも!?とおもう1頭です。

では、今日のところはこの辺で。

来週からは中央場所が戻ってくることですし、コンスタントに更新ができるよう頑張って競馬にも励みたいところです。