【重賞展望_フェブラリーステークス(2018)】どっちが勝つか?持続力勝負!
前回のポイントチェック、更新はあんな時間になってしまいましたが、いかがでしたでしょう?
今日は、その前回の予習を踏まえ、明日に迫った今年最初の中央GⅠ、フェブラリーステークスの展望をお届けして参ります。
◆やっぱりスローか
前回も触れた通り、今年のフェブラリーステークスは普段中長距離をメインに戦っている馬の参戦が多く、その分短距離志向の強い馬の参戦が少なくなっています。
そして、昨日発表された枠順にしても、このメンバーの中では数少ない短距離の先行馬、ニシケンモノノフとノボバカラがそれぞれ1枠1番と2枠3番。
しかも、この2頭に無理して絡むような馬が外にいないことから、ニシケンモノノフにしても、ノボバカラにしても、適距離からはやや長いことを考えれば、序盤から飛ばしていくことはあまり想像できず、スピード色が濃くなるこのレースにしては珍しいスローな展開になるものと思われます。
◆前で持たすか、長く追うか
続いて直線の攻防に目を向けて見ますが、ここで注目するのが、テイエムジンソクです。
というのも、実はこのレースで最も枠に恵まれたのがこの馬で、初の1600m、ワンターン、芝スタートという3つの不確定要素がある中、被されること、そして未知の舞台で遮二無二行かなければならないことを避けられる枠順、並びになったことはまさに光明以外の何物でもなく、さらに全体のペースも短距離戦のようなペースにならないとなれば、テイエムジンソクのペースで仕掛けることができるわけで、遅くともこの馬が坂下で先頭。
あとはテイエムジンソクを筆頭にこれについて行くケイティブレイブ、ロンドンタウンら前めで持たせるタイプの馬か、ノンコノユメはじめ、4コーナーあたりから押して押して長く追う馬。
そのどちらに軍配が上がるか。その見立てとして、今日の印へと参ります。
◎ 7枠14番 ゴールドドリーム
どちらかと言えば追い込み気質の強い差し馬ですが、ノンコノユメやサンライズノヴァとの違いは、追走力。
スローならスローなりにポジションは取れるというわけで、スタートがド下手なことを考えても、リカバリーしやす芝を長く走れる外めの枠を引けたこともプラス要素となります。
そして、テイエムジンソクが早めに決着をつけにいってくれそうな今回であれば、道中が多少緩んだとしても、そこそこのポジションからの差し脚で差しきってくれると思い、素直に本命としたいと思います。
○ 5枠10番 テイエムジンソク
先ほどから触れている通り、この馬を推す理由は何をおいても枠順と並び。
道中のペースにしても、1800mでちょっと速いくらいで落ち着くこともこの馬向きですし、あとは府中の長い直線でどこまで持つか。
その持つかどうかの可能性と、ゴールドドリームが差しきるかどうかの可能性を考え、差す確率の方が高いとみて、この馬は対抗としてました。
☆ 5枠9番 キングズガード
末脚の破壊力では、ノンコノユメやサンライズノヴァ、ゴールドドリームには正直劣るのですが、その分立ち回りはこれらよりも上手く、ドバイ帰りとは言えカフジテイクを完封したプロキオンステークスのように器用に前を捌きながらでも、きっちり伸びてくることができます。
テイエムジンソクが早めに仕掛けることで、後ろの馬にも出番が回ってくる可能性がある反面、さすがの大外一気だけでは…というのもあるため、この馬の器用でありながらそこそこ威力ある末脚が活きるのではとみています。
このほか、根岸ステークスの1、2着馬、ノンコノユメとサンライズノヴァは届くかどうかは別として、買わないといけない馬。
テイエムジンソクとともに前で粘り込みが期待できる馬として、ケイティブレイブ、ロンドンタウン。
あとは、勝った武蔵野ステークスとペース的には似通ったペースになることを踏まえ、インカンテーション。
このあたりまでが買い目に入れる対象で、アウォーディー、サウンドトゥルー、この2頭のGⅠ馬は適性的にも厳しいと見て、今回は消しと考えています。
以上、今日はこのあたりでおしまい!
2018年最初のGⅠ!さい先よく的中して、春に向け弾みをつけたいですね。
次回はその春に向けた重要な前哨戦の一つ、場所も替わって春の中山開幕週伝統の一戦、中山記念をお題にレースの展望をお届け致します!
それでは皆さん、また来週にお会いしましょう。