【重賞展望_共同通信杯(2018)】春の訪れ、いつもここから
先週の安田記念(いえ、東京新聞杯)はおすすめ2頭によるワンツー!
こちらへ越してきてはじめてのドンピシャ的中となりました!!
いつもこのブログ読んでくれている師匠、ネイタン、んまんま君からも「おかげで的中した!」との喜びのLINEがあり、また先生やワイドウさんからもお褒めのお言葉を授かりと、ブログを書いている者の端くれとしては、うれしい限りの週末となりました。
※いきなりの固有名詞連発ですが、これからもちょいちょい登場させる予定ですので、追々皆さんにも紹介できればと思います。
さて、今日の重賞展望は、過去5年で3頭の皐月賞馬を輩出している当代随一の出世レース、共同通信杯を取り上げてみようと思います。
今年も将来有望な若駒が集まった一戦。
こんな切り口から始めて参ります。
◆いつもと違う2歳戦線
このレースで最大の注目を集めるのが、武豊騎手騎乗のグレイル。
このグレイルの前走、京都2歳ステークスの結果を見返してみたところ、ちょっと気になることがありました。
それは、2着のタイムフライヤーがGⅠホープフルステークスを征したことはもちろん、3着のケイティクレバーはメンバーレベルはともかく出世レースの若駒ステークスを勝ち、4着のアイトーンはこれまた出世レースと言われることが多い福寿草特別の勝ち馬。
さらに7着のマイハートビートにしても、メンバーレベルが高かったと評判のルーカスが勝った新馬戦の4着に入った馬で、その後未勝利、500万を順当に突破。前走若駒ステークスでは2着と、例年であれば「11月下旬に京都で行われる2歳重賞のうちの一つ」という域を出なかった京都2歳ステークスが、ホープフルステークスの前哨戦と位置づけられたことで、世代全体の中でもハイレベルなレースになっていたということが伺えます。
つまり、そのハイレベルだった京都2歳ステークスを楽勝したグレイルは、相当に強いということが言えるわけで、初めての輸送や放牧明けで何らかの不調を来していない限りは、骨っぽいメンバーが揃ったここでも力上位の1頭とみていいでしょう。
◆他もなかなか
続いて、グレイル以外のメンバーにも目を向けてみると、先ほど「骨っぽい」と言ったように、こちらもなかなかの好メンバーが顔を揃えています。
中でも例年出世レースとして名高い東京2000mの百日草特別の勝ち馬で、これまたルーカスの新馬戦の5着馬ゴーフォザサミットや、1戦1勝の身ながらホープフルステークスで3着に食い込んだステイフーリッシュ。掘厩舎期待の良血サトノソルタスなど、なかなかに多士済々なメンバー構成となっており、相手関係がはっきりしない現段階においては、グレイルを上回る隠れた大器が現れても不思議ありません。
◆府中千八展開要らず
かの大橋巨泉さんが唱えたとされるこの格言。
意味としては、「東京芝1800mはタフなコース設定で、それゆえに展開など関係なく強い馬が勝つ。」というものです。
ですが、本当に展開など関係なく強い馬を買っていいのでしょうか?
確かに、このコースの設定は強い馬が勝つべくして勝つ設定ではあるのですが、そこに展開が'ない'のではなく、そのタフなコース設定ゆえ、'展開が限られる'と言った方が正しいのでは、と私は考えています。
では、'展開が限られる'とはどういうことなのか。
それは、500m超の長い直線を有するコースなのに、ほぼワンターンのコース形態だからで、形態からはテンが速くなりがちながら、最後の長い直線に備え、どスローになるか、逆にスローになりがちなのを見越し大逃げを打つ馬が現れ、ラップ上はハイペースになるか。
つまり、どちらの展開にせよ折り合いと瞬発力。
もしくは追ってからの長い持続力を高いレベルで求められるため、総じて強い馬が勝つようにできている。
なので、レースごとにどちらの展開に転ぶのか、その選択をした上で'展開要らず'に強い馬、要は選択した展開に見合う馬を買えばいいというわけです。
そして、この観点から今年の共同通信杯の展開を占うのであれば、コスモイグナーツがいる時点で隊列は縦長。
そうでないにしても、長く追うことを求められる展開はまあ必然。
高い持続力を誇る馬を中心に、こんな印にしてみました。
◎ 5枠6番 オウケンムーン
かなりの良血、実績馬が揃った中では、正直地味な存在かもしれません。
それでも、前走500万下の内容が出色で、内でロスなく運べたとはいえ、高い持続力とスタミナの豊富さは父 オウケンブルースリを彷彿とさせるものがあります。
今回は縦長の展開になる可能性が高く、後ろの馬にもチャンスはありそうですが、如何せんみんな枠は外。
それに比べれば幾分優位なポジションを取れそうなこともあり、それが最後の最後で活きてくるとみて、ちょっと思いきってこの馬から入りたいと思います。
○ 8枠12番 グレイル
タイムフライヤーを完封したのは立派の一言。
なんですが、57kgはともかくとして、この枠が…。
これまでの相手関係から、実力最上位であることは認めつつも、壁が作りづらいこの枠からだと、出していくにせよ、引いて構えるにせよ、難しい競馬を強いられることになると思います。
そのため、「ポカがあるならここ。」とみて、○以上は打てないながら、実力、戦歴からは○以下にもできないということで、この評価としました。
☆ 2枠2番 カフジバンガード
シンザン記念は出遅れと、仕掛け遅れが響き5着。
瞬発力や速い脚がない一方、力強いそれこそ'鉈の切れ味'の末脚は今の荒れ気味の馬場には持ってこい!
道悪馬場で脚の速い馬が、その速さを削がれるようであれば!ということで、穴はこの馬をおすすめとさせていただきます。
以下、印を打たなかった馬を簡単に。
1枠1番 サトノソルタス
まだキャリア1戦の馬ですが、その内容はさすがと言える内容で、好勝負しても何ら不思議なし。
3枠3番 アメリカンワールド
有力馬が外にかたまったことで、漁夫の利を得る立場にはある1頭という見方はしていて、手広くいくのであれば抑えて損はないかと。
7枠9番 ステイフーリッシュ
実力、適性的には買わなきゃいけない馬。それでも後ろから一辺倒の競馬になると、ちょっと恐い気も…。
確実に買うけど、軸まではいかない存在。
7枠10番 ゴーフォザサミット
よくこの馬を形容する際、「ホープフルステークスで5着のナスノシンフォーニーに…」という枕詞がつくのですが、このナスノシンフォーニーが牡馬だったとすれば、「大したことないのでは?」というのが正直なところで、抑え以上にはできないというのが私の評価です。
以上、今日も今日とて長くなってしまいましたが、まだ不確定要素の多い3歳戦ということでお許しいただければでございます。
来週はいよいよ!2018年最初の中央GⅠ、フェブラリーステークス!!
こちら、はてなブログさんでは初めてとなりますGⅠ週にお届けするコンテンツ、【重賞ポイントチェック】を水曜、もしくは木曜日の夜に更新致しますので、次回はそこでお会いしましょう。
今日のテーマにした共同通信杯もそうですが、西のメイン京都記念や月曜日のクイーンカップなど、結果的に春のGⅠの顔となるような馬が走っていることが多い今週の競馬。
その春の到来はまだ少し先ですが、今週のレースは上半期を占う上で、しっかりと脳裏に焼きつけておきたいものです。
【重賞展望_東京新聞杯(2018)】今日は、安田記念の展望です。
とでも言いたくなるくらいの超豪華メンバーとなった今年の東京新聞杯。
今週はクラシックへの登竜門の一つ、きさらぎ賞もありますが、さすがにこのメンツとなればということで、今日のピックアップはこちらとさせていただきます。
◆過去2年が同じようなレース、そして今年も…
どうしてでしょう?先週取りあげた根岸ステークスほどではないものの、このレースも過去2年がまったく同じようなレース展開となっており、いずれも逃げ切りのよる決着。しかも逃げ馬でない馬の。
何となくそんなことを思い出しながら今年の出走メンバーを見てみると…、あら不思議!過去2年と同じような展開になるのではないか?
ちょっとそんな風に思えてきたので、どうして2年続けて同じ展開のレースになったのか、どうして今年もまた同じくの展開になり得るのかを考えてみたいと思います。
まずは過去2年について、同じ舞台で行われる安田記念と比較するとよく分かわかるのですが、マイルGⅠ。
というか、GⅠだからこそ、マイルだからこそ、マイル以外の路線のトップホースたちが集まってくるわけで、その中にはスプリントで慣らした快速自慢の馬も含まれます。
そうするとレースはどうなるか。
それこそ先日の根岸ステークス同様、ハナを取るわけではないのに、ある程度の位置を積極的に取りにいく馬同士が相対的にテンのペースを引き上げ、これに乗じて差し・追い込み系の馬が浮上する展開となります。
対して、昨年、一昨年の東京新聞杯を見ると、ハイペースを作り出すスプリント系の馬は一斉出走しておらず、マイルを専門にしている馬か、別路線組がいても中距離路線から参戦する馬ばかり。
しかも舞台は、「中距離を走れる馬でないとこなせない。」と言われる東京マイル。自ずと騎手の意識は500mを超す直線へ向くわけで、前半は牽制し合いのスローペース、それ故の前前決着になったのだと考えられます。
そして、この仮説の下、再度今年の出走メンバーを見れば一目瞭然。
確かに先行タイプの馬は何頭かいるものの、そこにスピードで押していく馬はおらず、どの馬がハナであってもスローペースは必至のメンバー構成となっているため、二度あることは三度あるではないですが、過去2年と同じレースになることはある意味必然と言えますので、この2年の勝ち馬と同様の特長を持つ馬にはチェックが必要でしょう。
◆ハデさはいらない
ここからは枠順出ての展開を予想します。
はじめに先行タイプの馬は、内からトウショウピストが3枠6番、マイネルアウラートが6枠12番ということで、ハナにこだわらないマイネルアウラートはトウショウピストの外側後ろを取って番手まで。
あとはトウショウピストがどういった逃げを打つかですが、マイルの距離が長い感じのするこの馬のことを考えれば、ペースはまず間違いなくスロー。
あとは枠なりのポジションに収まり、一塊で進む馬群をいかにロスなく捌けるか。
つまり、いかに追い出しやすいポジションを確保できるかがカギになるわけで、昨年同様、決め手の威力にものを言わせる馬よりも、ハデさはなくもとポジショニングと一瞬の加速に優れる操作性の高い馬に上位進出のチャンスがあると思われます。
ということで、今日のおすすめラインアップはこちら!
◎ 4枠8番 リスグラシュー
今回、本命候補としたのは3頭。
内からアドマイヤリード、サトノアレス。そして、このリスグラシューです。
その中でなぜこの馬を選んだかというと、'武豊騎手なら'放っておくと下がってしまうポジショニングの悪さを解消してくれるからで、乗り難しさを熟知し、勝つために何をしなければいけないのか、それをしっかり把握していることが最大の理由となります。
また、開催日こそ晴れが続いているものの、ここのところの東京地方は総じて荒天模様。
馬場不問で使える決め手も心強いポイントとなります。
○ 2枠3番 サトノアレス
夏の函館で1800m、2000mを使った効果なのか、前走キャピタルステークスは負けたとはいえ、なかなかの好内容。
スローならスローなりにポジションを取れるようになったところに大きな成長を感じました。
ただ、馬場の回復が遅れるようだと、道悪がマイナスに振れるタイプということで、本命までは届かず、ここまでの評価としました。
☆ 2枠4番 ディバインコード
このレースに関しては、タイトルの通りGⅠであってもおかしくないメンツが揃っており、何がきてもおかしくない反面、それは実力上位の馬に限った話で、単勝倍率が20倍を超えるような穴馬が馬券に絡むことは、まずないというのが私の見立て。
それでも、穴として1頭推すのであれば、それがディバインコードとなります。
実はNHKマイル以外は崩れていない超安定タイプで、スロー確実な展開とロスなく立ち回れるこの枠を考えれば、しれっと3着くらいなら残っている可能性もなくはないとみて、念のため買い目には入れておこうと思います。
最後に、この他の馬について。
本命を迷ったアドマイヤリード。
それからこちらも馬場不問で勝負根性もあるクルーガーは、しっかり買っておきたい2頭。
対して、今回は評価を下げたのは、タイプ的に枠がしんどいダイワキャグニー。
脚質、それから馬場が合わない可能性の高いグレーターロンドンは抑え程度とみています。
何だか歯切れの悪いハズし方が続いていますので、ここは是が非でも当てたい!
難しいレースということは分かっていますが、安田記念へのいい予習になればと思っています。
それでは、次回は今や立派な皐月賞の前哨戦!共同通信杯を展望して参りますので、来週もお楽しみいただけましたら、幸いでございます!
【重賞展望_川崎記念(2018)】いつものメンツ、いつもの着順?
facebookを見たら、昔の彼女が結婚してる。
しかもメチャクチャ綺麗になってて…。
ホント、そんな感じでしたね。ノンコちゃん。
好きだった馬が買わなくなった途端勝つ。
まあ、これも競馬あるあるではありますが、それをそのままにせず、反省するところはきちんと反省するとして…、今日のお題はこちら!
今年の交流GⅠの幕開けを告げる伝統の長距離戦、川崎記念です。
コパノリッキーが抜けたとは言え、なんだか東京大賞典の焼き直しみたいなメンツになりましたが、ところ変われば勝つ馬も変わるのか。
トリッキーなコースだけに、そのあたりの適性に着目しながら、展望して参ります。
◆思わぬ少頭数、実力通りの決着か?
今年は近年では最も少ない10頭立てと、出走枠を使いきったのは中央勢のみ。
地方馬しても、中央勢を向こうに回して戦えそうな馬もおらず、基本堅く収まりやすいこのレースの傾向通り、実力(人気)通りの決着とみて問題ないでしょう。
◆追い込みきれるか?
続いては展開。
並びを見てみますと、10頭中6番目の枠とはいえ、これより内に行きそうな馬がいないことから、ケイティブレイブがまともに出ればハナ。
これにアウォーディーが続きポケット。その外をアポロケンタッキー、グレンツェント、メイショウスミトモが追走し、サウンドトゥルーはいつもの通りこの後ろで控える形。
おそらく隊列はこれですんなりだと思います。
そして、各馬一斉にペースを上げる2周目の3コーナー。
私的には、テンのポジション争いがさほど激しくならないとみており、道中、前で運ぶ馬ににそれほど負荷が掛かるとは思えず、後ろの馬が勝負どころで押し上げるのは、なかなかに至難の技。
そのため、後ろから行く馬にはかなりしんどい展開になると予想し、おすすめのラインアップはこんな感じにしました。
◎ 6枠6番 ケイティブレイブ
まず何より今回は並びに恵まれたこと。
昨年のレースでは1周目のホームストレッチでミツバの追い上げに遭い、それが敗因となったわけですが、今年それをするのであれば、というグレンツェント、メイショウスミトモが揃って外に追いやられいるだけでなく、近くにはいても早めから仕掛けてくるとは思えないアウォーディー、アポロケンタッキーが上手く壁になってくれそうな位置関係。
スタートさえきっちり決めれば、主導権を持ったまま最後の直線を向かえられると思います。
速い脚はないため、何かの決め手に屈することはあるかもしれませんが、スタミナと立回りの上手さは折り紙付き!
馬券圏内の軸としては、展開含めて最適でしょう。
○ 7枠7番 アポロケンタッキー
この馬は、例え外を回らされようが、とにかくノビノビ走れるかどうかがポイントになります。
そして、今回はそれができそうで、かつケイティブレイブをすぐ内に見ることができ、道中のポジション的にアウォーディーを閉じ込めながら進むこともできそう。
元々スタミナには定評のある馬で、何かに邪魔をされなければ、外を回ることも問題なし!
安定性には欠けますが、今回は走り頃とみて対抗評価としました。
▲ 4枠4番 サウンドトゥルー
このレースに関しては、穴がくる展開は考えていないため、普通に3番手評価として、3度目の正直を目指すサウンドトゥルーを推したいと思います。
ですが、印こそ▲(アタマまである)としていますが、予想される展開になれば、過去2年よりも向かない展開になることが予想されるため、◎、○で粗方態勢が決まった後、3番目に伸びてくるイメージでいます。
以上、ここまでが今日のおすすめ。
というか、このレースに関しては、基本紹介した3頭だけでいこうと思っています。
アウォーディーはよ?という疑問もあるかとは思いますが、この馬の悪癖となっているソラを使うとか使わないとかいう以前に、年齢を重ね難しさが出てきてしまっていて2100mもつのか?ということと、また今回は並びにも恵まれなかったことを考えると、食指が伸びる存在とは言えず、ここは消しもありかなとみています。
それでは、今日は比較的あっさりめの内容でしたが、すべてはそういう並びになったということで、この辺でおしまい。
どの馬が勝つかはさておき、交流GⅠは交流GⅠらしく、いつものメンツで決まることでしょう。
次回、いつもの週末版は、なぜか異様な豪華メンバーとなった日曜東京メイン、東京新聞杯の展望をお届けしますので、また土曜日の夜にお会いしましょう。
【重賞展望_根岸ステークス(2018)】根岸ステークスとは…
はてなブログ版、最初の更新となりました先週の東海ステークスの展望。
思っていたよりも多くの方にお読みいただいたようで、ありがとうございます。
先週はスタートということで、特別企画もあったり、おまけもつけたりと盛りだくさんでしたが、今週からは通常営業。
日曜日に行われる重賞レースを一つピックアップして展望していこうと思います。
今日のお題は、フェブラリーステークス東の前哨戦、根岸ステークスです。
では、こんな切り口から入って参りましょう。
◆ダートなのに追い込み天国!そのワケは?
根岸ステークスと言えば、ブロードアピール伝説の追い込みを思い出す方が多いと思います。
ですが、あれって果たしてブロードアピールがすごい!ってことだけで片付けられることなのでしょうか?
近年の傾向を見ていたら、実は結構な割合で追い込み決着となっていて、ちょっとそれだけではないような気がしましたので、まずは根岸ステークスがどんなレースなのか?
そして、なぜ追い込み系の馬が台頭しやすいのか?
これを私なりに整理してみました。
・THE前哨戦
先週の東海ステークスがフェブラリーステークスの前哨戦になったのが2013年。
対する根岸ステークスは、2001年から前哨戦として位置付けられており、舞台も本番より1ハロン短いだけ。
当然フェブラリーステークスを目指すのであれば、選ぶステップに相応しいのはこちらなわけで、優先出走権を狙いにくる馬も数多くなり、序盤から激しい攻防が繰り広げられるため、結果的に道中のいざこざの外にいる差し馬が台頭してくると考えられます。
・スプリント系の馬が集まる
次に考えられることとして、このレースは、本番のフェブラリーステークスも含め、スピード色が濃くなるワンターンのレース。
しかも本番より1ハロン短い1400mということで、普段は1200mを中心に使っている馬が、本番での距離延長を見越し、試金石的に参戦してくるレースでもあります。
なので、府中の長い直線があると言えど、テンからガンガン飛ばすスプリント系の馬の参戦が多くなることで、先行する馬にはキツい展開になりやすいレースだということです。
・コースと気候
今年こそ週頭の雪の影響で、パサパサの良馬場とはならない見込みですが、基本的にこの時期の関東地方は西高東低冬の気圧配置。
要は乾燥した晴れの日がが多く、気温も気温だけに凍結防止剤の散布もあり、乾いた力の要る馬場になっているケースが目立ちます。
そこに、先ほども上げた短距離志向の馬による速い流れが重なることで、より追い込み気質の馬に有利な条件になっているのではと考えられます。
まとめると、根岸ステークスというレースは、フェブラリーステークスの正統な前哨戦で優先出走権の獲得を目指す馬が多く、距離延長を計るスピード豊富な短距離馬の出走で先行争いが激化しやすいレースだということ。
また、コース形態や気候条件からも、後ろの馬に向きやすいレースだということです。
◆今年もご多分に漏れず
スピード色の濃いメンバーがそれなりに集まりました。
どれも絶対的な逃げ馬ということはありませんが、ある程度ポジションを主張したい2~4番の馬に対し、スプリントの馬ではありませんが、比較的外めの枠に入ったモンドクラッセを先頭に、サイタスリーレッド、ラブバレット。
この3頭が被せ気味に先団を覆うことが予想され、内めの馬と合わせ6頭の集団にブルドッグボスが続くであろうことから、何かが引っ張るというより、これらの馬がある程度の位置を主張し合うことで起こる相乗効果的な激しい流れになるものと思われます。
さらに、ブルドッグボスまでを含めた先行する7頭は一塊で直線を向かえる可能性が高く、バラけてくるのはおそらく坂上あたりと思われます。
そのため、内を捌くというよりも、馬場の真ん中からやや外側で惜しみなく脚を使える馬に有利な展開になると踏んでおり、今年も基本的には例年通り差し、特に直線だけでも勝負を決められるような決め手を持つ馬を優先したいと思います。
では、おすすめです。
※念のため印の定義
◎ 勝つ、最低でも連は外さないと思う馬
○ ◎を軸とするなら、必ず買うべき相手筆頭の馬
☆ ◎、○より信頼はできないが、一発を秘めた穴馬
◎ 5枠8番 サンライズノヴァ
前々走武蔵野ステークスは、得意の東京1600mでまさかの惨敗。
ですが、この敗戦は枠順によるものが大きく、能力はあれどとにかく不器用なこの馬の欠点が如実に出てしまったというだけのこと。
今回も一見内めな感じはしますが、実はこの馬より外にいる馬はノンコノユメを除きみんな先行馬。
そのノンコノユメにしても、追走力の差で道中でポジションが被ることはまずないとみていいでしょう。
さらに末脚の威力でこの馬を勝るカフジテイク、キングズガードの2頭を道中閉じ込めながら進めそうなのも好材料ですし、何よりこの2頭にない瞬発力は確実に武器となると思います。
斤量も56kgということなら、さらに信頼していい存在でしょう。
○ 4枠6番 カフジテイク
キングズガードとどっちにするか悩みましたが、より腹を括って臨めそうなこちらを取ることにしました。
近走ではより乗り難しくなってきた印象もあり、昨年の今時期ほど信用できる存在ではないものの、繰り出す末脚の威力はこの中、というか現役でもトップを維持しており、下手にポジションを取りに行けそうな枠でもないため、溜めに溜めての一撃が期待できると思われます。
それでも、◎に比べればエンジンの掛かりの遅さから、○評価としました。
☆ 3枠3番 ブラゾンドゥリス
オープン入り後は、それまでより道中のポジションが下がっているような気がします。
それでも前走を見てもお分かりの通り、馬群を突く競馬もできることから、前が空けば!元々得意の東京コースということもあり、ロスなく立ち回っての好走があるやもしれません。
ということで、ここまでがおすすめ。
以下、有力馬中心に4頭所感を述べたいと思います。
2枠2番 アキトクレッセント
能力的にはここに入っても上位なのは明らか。
ですが、ブラゾンドゥリスとは対照的にノビノビ走ってナンボな割りに、この枠から控えて終いに賭けるほどの威力はないということで、買うにしても抑え程度。
5枠7番 キングズガード
カフジテイクとこのキングズガード、どちらがくるのか?という存在。
買っておかなければいけない馬ですが、もしカフジテイクと優劣をつけるのであれば、立回りの上手さよりも破壊力がモノを言いそうな今回においては、カフジテイクを上にみています。
7枠12番 ブルドッグボス
1200mが中心の馬ですが、追走面に課題があるため、毎回好走はすれど勝ちまでは…という競馬が続いている当馬。
中央のレースとはいえ、スプリント戦からは1ハロン延長される今回。ペースは普段よりも緩くなることでしょうし、先行集団を見ながら進めるこの枠も○。
買い目には入れておくべき1頭です。
8枠14番 ノンコノユメ
個人的にはすごく好きな馬(だった?)なんですが、セン馬になってからはやはり威力が削がれたのは明白。
今回に関してもこの馬まで順番が回ってくるのか?と言われればかなり際どく、追い上げてきても4~5着なイメージがプンプン漂います。
タイプが似ているカフジテイク、キングズガード、サンライズノヴァに何かあれば当然浮上して然るべき存在ではあるものの、点数を減らしたいなら消しかなぁと思っています。
以上、今日は根岸ステークスとはどんなレースなのか、傾向的なアプローチから紐解いてみた展望でございました。
2018年最初の中央GⅠ フェブラリーステークスへ勇躍するのはどの馬なのか!?
また今年のダート短距離路線を引っ張っていくのはどの馬になるのか!?
注目ポイントが多いだけに、しっかりチェックしておきたいところです。
それでは、次回は初めての平日更新!
地方では早くも今年最初のGⅠレースとなる川崎記念の展望をお届けしたいと思いますので、お仕事等でお忙しいかもしれませんが、空いた時間でお読みいただければと存じます。
更新は1/30(火)の夜を予定しています。
【特別企画_中央ダート重賞篇】常識ゆえの落とし穴
はじめに、このコンテンツは東海ステークスの展望に差し込むつもりでしたが、一記事の一段落にしてはボリュームが膨れすぎてしまったので、さらに、こちらへ越してきたばかりで記事の本数を担保したいということもありますので、はてなブログ版最初の特別企画としてお届けしたいと思います。
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では早速、始めて参りましょう。
お題は、タイトルにもある通り、JRAで施行されるダート重賞。
おそらくこのチャンネルは、かなり的中しづらい部類に入ってくるでしょうし、苦手意識を持つ方もいらっしゃるのではないでか。
そんなことから、なぜ的中しづらいのか、それをレースの特性から紐解き、その理由を私なり解き明かしていこうと思います。
◆路線体系の罠
最初に触れるのは、ダート路線について。
この路線の特徴は何か?
それは皆さんもご存じ、交流重賞の存在です。
そして、この交流重賞、とりわけ中央よりも数多く組まれている交流GⅠ、GⅡの存在が、中央重賞を的中しづらくさせている理由の一つとなります。
ここでは、その理由をもう少し細かく、三つに分けて紹介したいと思います。
・格とレースレベルの逆転現象
交流重賞はその名が示す通り、地方馬、こう言っては失礼ですが、中央馬よりもレベルの低い馬も多く出走しているため、レースは実質中央から出走する5~6頭のレースとなり、全体的なレースレベルは自ずと下がりがち。
これに対して、JRAで行われる重賞は当然全馬が中央所属のOP馬。
出走している馬の数だけ、レースはより激しさを増し、不利を受けたり、思ったレースプランを立てられないなんてこともままあります。
でも、逆にこの激しさがレースの質を底上げしているとも言え、レース全体のレベルは、格付けの高い交流重賞よりも高いものになっている。
それに案外気づけていないのが、一つ目の理由です。
・力が落ちてくるベテランが集まりやすい
中央馬の交流重賞への出走は、一定期間の獲得賞金によって決定されるため、例えトータルの賞金額が高くても、期間内に得た獲得賞金が少なければ、それまで出走できていたものにも出走できなくなるシステムとなっています。
ですが、先ほども述べた通り、レースの格はあっても、中央の重賞よりレースレベルは落ちることが多いため、出走が叶った時に勝ちきれば、高額の賞金を加算でき、さらにその加算された賞金が、次の交流重賞へ向けたアドバンテージとなっていきます。
そうなると、一度交流重賞を勝ち、その後もある程度好走し続ければ、紛れが起こりやすく、不測の事態も起こりうる中央の重賞を使う理由はなくなる訳で、この好循環を生み出せた馬は、仮に自身の力が衰えていったとしても、さすがにそう易々と地方馬に負けることはなく、弱くなっているのに、格は備わっていく眉唾物の実績馬となってしまいます。
にも関わらず、我々が中央のレースを予想するときは、格にばかり目が行ってしまう…。
これが交流重賞の存在が引き起こす'的中しづらさ'の二つ目の理由。
・ダートOPクラスはボトルネック
ここからは反対に、中央に目を向けてみましょう。
皆さんもご存じの通り、日本の、とりわけ中央競馬の番組は芝のレースを中心に組まれており、整備されたとは言え、ダート路線はまだまだ充実しているとは言い難い状況です。
そのため、ダート馬は芝馬よりも寿命が長いということも相まって、準OPを勝ち上がり晴れてOP入りを果たしたとしても、重賞はおろかOP特別でさえ除外の憂き目に合うこともあり、出走できても十中八九が多頭数。まさに強い馬たちがひしめき合うボトルネックとなっています。
なので、例え期待される新興勢力が現れたとしても、OP入りした途端、一気に鳴りを潜めてしまう馬も多くいるというわけです。
しかし、この激しいつばぜり合いは、同時に出走馬全体のレベルアップには多分に寄与していて、格はないながらもここで揉まれた経験が中央重賞の舞台で活きてくることとなり、'思わぬ穴馬'としてあたかも突然変異的に台頭してきます。
つまり、ここまでをまとめると、やや力の落ちたメンバーが固定されがちで、弱い馬が多く混じる交流重賞を使っている馬と、交流重賞には出られないながらも中央のOPで激しいレースを使っている馬との間には、出走しているレースレベルに対する『慣れ』が双方ともに生じ、両者が交わる中央の重賞レースでは、『格』で劣ってもレース経験、つまり中央場所での『慣れ』で勝る格下のOP馬が台頭しやすい条件になっている。
まずは中央ダート重賞がこういうレースだと言うことを、頭に入れておきましょう。
◆知らないことが多い
繰り返しになりますが、日本の競馬、特に中央競馬は芝が中心の番組編成。
そのためか、メディアから流れてくる情報も、自ずと芝のレースに関するものが多く、GⅠへの優先出走権が付与される東海ステークスやみやこステークスであっても、同日に行われるAJCCやアルゼンチン共和国杯といった必ずしもGⅠに繋がるとは限らない芝の重賞より、紙面等での扱いは小さくなりがちです。
※東海ステークスとみやこステークスは私が関東在住であること。さらにみやこステークスに関しては、GⅡのアルゼンチン共和国杯に対し、GⅢであることもありますが。
要は芝のレースに比べ、表面上与えられる情報量はかなり少なく、この少ない情報だけを頼りにしようとするところに、'的中しづらさ'が介在することとなります。
先ほど「思わぬ穴馬」、「突然変異的に」という言葉を使いはしたものの、本当のところは、その馬を'知らなかった'というだけの話で、だからこそレースが終わった後、「これ買えたわー」となってしまうのです。
すなわち、中央ダート重賞が的中しづらい理由の二つ目は、レース、もといその出走馬をよく知らないということになり、解消法としては、新聞紙面だけでない出走馬1頭1頭の特長をきちんと把握しておくこと。
この1点に尽きるのではないでしょうか。
◆ダートは前めが有利
この言葉はもはや鉄則。
常識的に言われているだけでなく、実際のレース結果からも'前め'が有利であることに依存はないでしょう。
しかし、そんな常識だからゆえ、そこには落とし穴があるわけで、'前め'が有利なればこそ予想をする我々だけでなく、騎乗している騎手たちの意識も当然'前め'。
そして、みんなが前へ前へと行くことで起こるのが馬群の密集で、この密度が濃くなればなるほど、不利を受けるリスクが高まり、思った通りのレースができない率が高まってきます。
またこのリスクは人気馬になるほど、他馬からのマークがきつくなり高まるリスクであることから、伏兵の台頭、つまり'的中しづらさ'に繋がってくることとなります。
では、本当に長くなってしまいましたので、最後に、中央で行われるダート重賞が、的中しづらいのがどうしてか。
その理由をまとめておしまいにしたいと思います。
①交流重賞の存在により、格と実力がリンクしづらい
②出走馬のことをきちんと知らないことが多い
③ダート故の馬群の密集で、不測の事態が起こりやすい
以上が、中央ダート重賞が的中しづらい理由を紐解いた、はてなブログ版最初の特別企画となります。
どれも、よく考えてみれば当たり前のように思えますが、当たり前だからこそ、疎かにしがちで、そこに落とし穴がある。
何だか回りくどい表現が多かったりで、長々になってしまいましたが、ダート重賞開催の折には、予想の前の心構えとして、この記事を見返したり、紹介させていただいた内容を思い出してもらえればと思います。
それでは、次回の特別企画が何になるのか?いつになるか?はわかりませんが、適宜話題があれば、また不定期で書いていきますので、その際はどうぞよろしくお願い申し上げます。
【重賞展望_東海S(2018)】軸は信頼、相手は広め
本日よりこちら、はてなブログさんにて、本格的な更新を始めさせていただきますhanakota horse club です。
今日は、その記念すべき第一回目として、来月に行われるGⅠ フェブラリーステークスに向けた前哨戦の一つ、東海ステークスの展望をお届けしますので、皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆本当にフェブラリーステークスへ行きたいのは?
まず出走メンバー見ての所感から。
先ほど、フェブラリーステークスの前哨戦と言いはしたものの、本当にフェブラリーステークスへ行きたい馬はどれくらいいるのでしょう?
おそらく、明確にそこを狙っているのは、はテイエムジンソクただ1頭で、勝って優先出走権を得られたとしても、フェブラリーステークスには進まないのでは?という雰囲気のメンバー構成。
その上、単純な力関係でも、現在の人気が示す通り、テイエムジンソクが抜けた存在であることから、この他の馬にとっては着を拾っての賞金加算に重きを置く陣営も多いのでは?という見方で予想をしていこうと思います。
◆テイエムジンソクと、どう付き合うか
もちろん、展開の上でもテイエムジンソクが中心となることに依存はないでしょう。
ここからは、そのテイエムジンソクを中心とする展開が、どんな展開なのかを占って参ります。
テイエムジンソクが入った枠は、4枠8番。
並びとしては、絡まれたらちょっと嫌だったであろうサルサディオーネが自分より内側。同型のディアレルレイにしても、最もマークを受けやすいすぐ外側の隣に入ったとはいえ、ディアレルレイの側から見て、能力的にマークをしても返り討ちに合う確率の方が高いことを考えると、サルサディオーネを行かせた上で、それを見るようにテイエムジンソクが番手。
ディアレルレイに関してはその後ろ、もしくはサルサディオーネと一緒に先頭でレースをするものと思われます。
そして、この他の馬はどうなのかというと、テイエムジンソクを境に、内の馬は基本3頭の後ろで集団を形成。
外の馬はタイプ的にも追い込み気質の馬が多いことから、序盤はゆったり、終いに向け脚を溜めながらのレースになると思われます。
つまり、圧倒的なスピードを持つテイエムジンソクに対し、下手に'なし'をつけに行くことで自滅するよりも、自分の競馬に徹する馬が多いと見ており、自身の持つ特長をより出せた馬が好走するレースになると思われます。
◆ちょっと、揺るがないかな…
では、ここからは私のおすすめ。
先だってアップしている印*に沿って、3頭紹介します。
印の定義
◎ 勝つ、最低でも連は外さないと思う馬
○ ◎を軸とするなら、必ず買うべき相手筆頭の馬
☆ ◎、○より信頼はできないが、一発を秘めた穴馬
◎ 4枠8番 テイエムジンソク
もはや、言うことはないと思いますが、今回に関しては相手関係、枠順・並び、展開と、どれを取っても死角がなく、自身が何かしらの不調を来すことがない限りはテッパンと見て大丈夫でしょう。
また、もし負けるにしても、ディアレルレイあたりに執拗に絡まれ…ということになると思いますが、さすがに馬券圏内を外すことはないと思っていいでしょう。
○ 1枠1番 ローズプリンスダム
テイエムジンソクが最も恐れる展開。
それは、早めから押し上げられ、終いに長い追い比べをさせられることとなります。
しかし、先ほどから述べている通り、あらゆる面においてテイエムジンソクの思い描くレースになる可能性が高い今回においては、外を回してくる追い込み系の馬は脚を余す可能性が高く、差して好走するならロスなく内を立ち回る必要があると見ています。
そこで浮上するのが、このローズプリンスダム。
前走チャンピオンズカップでは、GⅠの厚く高い壁に阻まれはしたものの、世代のトップレベルで研鑽を積んだ経験は、テイエムジンソクの他は何が来てもおかしくない混戦でこそ活きてくると思います。
包まれる不安はあるものの、そこは強気の騎乗がウリの木幡巧也騎手。必ずや馬群をこじ開けてきてくれると期待を込め、○評価とします。
先ほどからちょこちょこ名前が出てきているこの馬。
繰り返しになりますが、テイエムジンソクが望む後ろに脚を使わせない競馬になるのであれば、このサルサディオーネにできる限り先頭に居続けて欲しいわけで、単純にバテさえしなければ、'可愛がって'もらえる可能性はあると思っています。
なので、多少無理をしてでも何が何でもハナを取りきること!それができさえすれば、波乱の立役者となるやもしれません。
おすすめとしては上記3頭。以下、有力どころ中心に何頭か一言ずつ。
・シャイニービーム、モルトベーネ、コスモカナディアン
この3頭はローズプリンスダム同様の理由で、好走する可能性アリ。全部抑えてもいいでしょう。
・ディアレルレイ
どこのポジションを取るかがポイント。立回り次第では有力馬ですが、中途半端な競馬になると…。
・オールマンリバー
東京マイルで良績があるように、ある程度ポジションを取った上での長い脚は魅力的。
ただしちょっと外に入った感もあり、終始外々だとスタミナが心配…。
・ドラゴンバローズ、クイーンズサターン
完全に展開待ち。先行する3頭の後ろの集団が潰れれば、出番はあると思います。
以上、ここまでが東海ステークスの展望となります。
もう終始言っていますが、今回に関してはテイエムジンソクの一人舞台となっても不思議ない反面、他は何が来てもまったくおかしくないメンツ。
軸は信頼し、相手は広く抑えることをおすすめしたいと思います。
《おまけ》
今日は記念すべき第一回ですし、「今週のメインってこっちじゃね?」というのもあるかと思いますので、中山メイン、AJCCからもおすすめを1頭、紹介します。
おすすめ 2枠2番 トミケンスラーヴァ
このレースは正直、上位5頭の決着でまず間違いと思います。
それでも『競馬に絶対はない』ということで、上位陣が揃って盆走するなら、ということでこの馬をチョイスしました。
と言うのも、前走万葉ステークスが少頭数とはいえ、出入りの激しいレースでタフさを求められる中、力強く踏ん張った頑張りを素直に評価しているからで、今回も比較的先行タイプが多く、かなりのタフさを求められることが予想され、また、上位勢にはゴールドアクター始め休み明けの馬も多いことから、前走での経験が一日の長となることも考えられるかと思います。
《さらに!》
東海ステークスの展望書いていて、ちょっとその副産物的な感じではあるんですが、今日は、はてなブログ版最初の特別企画もございますので、そちらの方も併せて読んでいただければでございます。
http://hanakota.hatenadiary.jp/entry/2018/01/20/210538
それでは、とりとめもなくパンパンの内容になってしまいましたが、来週からは通常営業。
場所を東京に移した開幕週の日曜メイン、根岸ステークスの展望をお届けしますので、来週もどうぞよろしくお願い申し上げます。
【はじめに】当ブログのコンテンツについて
皆さま、はじめまして。
この度、スポーツナビブログさんのサービス終了に伴い、こちらはてなブログさんへと引っ越して参りましたhanakota horse club でございます。
当ブログでは、中央競馬の重賞レース展望をはじめとし、競馬にまつわる様々なお話をさせていただければと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
本格的な更新は来週末からとなりますが、今回はそれに先立ち、これからこのブログに公開させていただくコンテンツ(カテゴリー)について、簡単に紹介しておこうと思います。
◆1 重賞展望
当ブログのメインコンテンツとなります。
毎週日曜日に行われる中央競馬の重賞レースを一つピックアップ。
それを展望し、私が推奨するおすすめの馬を紹介します。
・選ぶレースは基本日曜日の重賞レースを一つ
・交流GⅠも対象
・更新は毎週土曜日夜予定(前日夜)
・おすすめは以下の印に沿って3頭紹介
◎ 勝つ、最低でも連は外さないと予想した馬
○ ◎を買うなら絶対に買わないといけない相手筆頭の馬
☆ ◎、○ほどの信頼はないが、一発を秘める穴馬
尚、編集方針として、競馬の楽しみは『予想をすること』にあると思っていますので、買い目や回収率の公開は致しません。
なので、紹介する馬についてはあくまでも「おすすめ」ということで、皆さまの予想のヒントにしていただければと存じます。
◆2 重賞ポイントチェック
主にGⅠレースの週に公開。
予想をする前の予習的なコンテンツで、メンバー構成、馬場状態、前哨戦分析など、その時々で重要と思われるポイントを掘り下げていきます。
◆3 特別企画
これも基本的にはGⅠレースの週に公開するコンテンツ。
ダービーや有馬記念といった'ここぞ'のGⅠの週や、何かしら然るべきトピックがあるタイミングで更新します。
※以下、こちらへ越してくる前に書いた特別企画の例
・名勝負列伝《有馬記念_2016》
私の独断と偏見で選んだ有馬記念の名勝負集
・競馬場を知ろう《天皇賞・春_2017など》
コースにのみ焦点を当てた予習コンテンツ
・注目馬徹底分析《JC_2017など》
話題を注目馬1頭に絞った能力分析
・お話系《天皇賞・秋_2016など》
読めば競馬が好きになるお話
この他にも新しい切り口が浮かんだら、随時拡張していく予定です。
以上、順序が逆な気もしますが、今日は第一回目の更新を前に、当ブログで取り扱うコンテンツ(カテゴリー)について、事前に紹介させていただきました。
来週末より本格的に稼働して参りますので、どうぞご贔屓にしていただけましたら幸いにございます。
それでは、その第一回目の更新は来週20日(土)の夜。
早くもGⅠの足音が聞こえてくる1回中京4日目のメイン、東海ステークスの展望からこちらでの更新をスタートしたいと思います。
どうぞ末長く見守っていただきますよう、よろしくお願い致します。